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オンナ狂 神谷鉄平
【OL/お姉さん 官能小説】

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人のモノ-4

20分経っても既読はつかなかった。
「来ちゃうのかな…。ホントに来て私が行かなかったら失礼だし…、どうしよう…」
散々悩んだが、もし来なかったら、それはそれでコンビニで買い物して帰って来ればいいやと思い出かける準備をした。だが頭の中に様々な事が浮かぶ。川俣と付き合ってるのを知ってて自分に会いたいと言う事、23時に待ち合わせした事、自分にLINEを教えて来た事…、それを考えると、チャチャっと着替えて部屋を出ようとした足が止まる。そして気付くと持っている中で一番いい下着に着替え、自分の一番好きな服を選び、髪をとかしている自分が鏡に映っていた。
「…」
自分でも分かっていた。もしあんなイケメンに誘われたら幸せだろうなぁと思っていた事を。食事をしている時に鉄平をチラチラ見ているうちに胸がときめいて行く自分に気付いていた。だからLINEのIDのメモを見た瞬間、もしかしてと期待したのは事実だった。
(もし誘われたら…断る自身、ないな…)
朱莉はその先の事を想像してしまう。そうなるのが怖いならば下着まで変える必要はない。下着や服を交換しアパートを出たと言う事は、朱莉はある程度期待して覚悟を決めていたのかも知れない。あんなイケメンが自分なんかを…、そう思いながらも足早にセブンに向かった。

セブンに着いたがまだアルフォートは見当たらない。
(何か先に来て待ってたら乗り気みたいに思われちゃうかなぁ。)
そう思っている所に白いアルフォートがやって来た。運転席には間違いなく鉄平が乗っていた。
(カッコいい…)
運転する鉄平はさらにカッコよく見えた。朱莉に気づいた鉄平がニコッとしながら手を振る。朱莉は照れながら頭を下げて助手席に乗り込んだ。
「こ、こんばんは…」
「ども!ホントに来てくれたんだ!嬉しいよ!」
「い、いえ…」
緊張気味に助手席に座りシートベルトを締めた。もしかしたらラブホテルに連れて行かれるのかも知れない、そう思っていた朱莉は車に乗り走り出す事を想定して無意識にシートベルトを締めたのかも知れない。
「(フフフ、貰ったな。)じゃ。」
車を出す鉄平。もう朱莉をホテルに連れ込める自信しかなかった。
「どこに行くんですか…?」
不安気に見つめる朱莉。
「朱莉ちゃんが思ってるとこ♪」
「えっ…?」
頬を赤くし恥じらう朱莉を見て、やはりラブホテルを意識してるんだなと確信した鉄平。迷う事なくラブホテルに向かう。


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