惨虐な連鎖-17
精液を垂れ流す肛門に、男根は遠慮もみせずに突き刺さった。
絶望……またも絶望……。
ありったけの思いを込めて配布していたビラが、犯罪者の嘲笑の的とされて笑われ、そして激痛しか無い凌辱の苦しみに、彩花のあらゆるものが壊れていった……。
『唯先生〜、彩花ちゃんのドコにおチンチンが入ってるでしょうかあ？それはクソの穴でぇす』
「ぐがッ！ッッあ"ぎッ!!いッ井元さんを離ッッッ」
『はあ？彩花ちゃんをカメラの前から外せってのかあ？「なっちゃんを探したい」っていうお友達の気持ちを無下にするのかよお』
『お客様あ、池野夏美を知りませんかあ？［フレッシュオマンコ・夏美］ってＤＶＤに出てた女の子なんですぅ』
極言と言える罵詈雑言と侮辱の雨の中、男根に姦され続けた唯の蜜壺は摩擦熱に火照り、その熱は哀しみの疼きとなって四肢から〈意思〉を喪失させた。
唯の両膝は自重を支えられずに崩れるが、それは逞しき男の身体に押し上げられ、再び伸びては崩れ落ちる。
それは身悶えであり、快楽の揺らぎである。
強靭な男根に唯の蜜壺は身を任せるしかなく、それは今まさに躍り狂っている唯の姿そのもの。
引き攣り強張るその女体は、その全霊でもって〝男〟を悦びの境地へと誘なう。
揺れ動く乳房は魅惑的に弾み、鋭く尖った乳首は空を斬る。
誠也以外の異性を認めぬはずの《唯自身》は淫蜜を撒き散らし、教え子の無念を忘却の彼方へと追い遣った……。
（……誠…也ッ……わ…私…ッ）
……熱い煮汁が子宮内膜を傷めつけた。
最悪の結末を防げず、未だに教え子共々《撮影》の只中におかれたまま……。
「はッッぐう"ぅ"ッッ!!!」
悲劇のプラカードを下げたまま、唯は輪姦の継続を蜜壺で知った。
ガッチリと腰の括れを抱かれ、男の下腹部が唯の尻をベチベチと叩いてくる。
その様はまるでお仕置きである。
『ヒヘッ……唯先生のオマンコ気持ち良い〜……なっちゃんの〝粗マン〟とは大違いだよお』
「ッ〜〜〜〜!!!」
この気色悪さはあの男だ。
口にするにも憚られる淫語を強制してきた、元・痴漢師のサイテー野郎だ……。
『唯先生〜、ボクはなっちゃんのコトは好きなんだよ？だって……彩花ちゃんと唯先生のコトを知るきっかけって、なっちゃんじゃない？』
「ッ…!!ッ…!!ッ…!!」
ねちっこくて緩やかな腰使いに、唯の声帯が狂い出す。
もはや言葉の選別なく罵声を浴びせてやりたいのに、叫ぶ事を戸惑わせるほどになってしまっている。