ずるい-8
昼食もとらず、夕方まで睦み合った。
カーテンの向こうには夕暮れがひろがっていると思われた。
カップ麺くらいしかないけど、食べる? とレミは訊いてくれた。
キスをして、ふたりでそれを食べた。
彼氏が急に来ることはない? と尋ねると、それはない、とレミは答えた。
今日、泊っていい? と尋ねると、いいよ、と言ってくれた。
ふたりでシャワーを浴び、部屋着を借りた。
私は背が低いので、ぴったりだった。
服貸せるね、とレミが言った。
そうだね、と私は頷いた。
それからレミの好きな映画を一緒に観た。
終わったと同時にキスをして、また抱き合った。
彼女のクリトリスに触れると、すぐに反応が返ってきた。
私も彼女を好きになりかけていたのかもしれない。
彼女の手がペニスにのびてきた。
やさしい手だった。
彼女は欲しい、と言った。
口もとへペニスを運ぶと、慈しむように呑み込んでいった。
カーテンの向こうにはもう夜がひろがっていると思われた。
彼女は口を激しくしていった。
そんなことされたら入れるまえにいっちゃうよ、と私は言った。
いいよ、全部のむから、と言って、さらに動きを激しくしていった。
ほどなくして、果ててしまった。
レミは顔をあげ、ごくんと喉を動かし、私をすべて呑み込んでいった。