下校、駅までに-3
僕はふり向いた。
某夢チャンと同級生の、某紗チャンが立っていた。
「何よ、某夢。ここ、わたしが見つけたのになんでお兄チャンと先に入ってるのよ!」
「別に……」某夢チャンが言った。「某紗の場所ってわけでもないでしょ。それに……わたし達のあとをつけてたの?」
「な、何よ……」某紗チャンが涙目になってる。
僕は某紗チャンを抱き寄せた。そして、某紗チャンの下半身の装いを手早くはぎ取った。
「ほら、二人ケンカしてはダメ。某紗チャン、某夢チャン。ハグして仲直りしなさい。」
「ごめんね……ごめんね……」某紗チャンは、あお向けの某夢チャンにかぶさるように抱きついた。
僕は足元から、二人の重なる股間に顔を寄せた。触れあいそうな二人の溝を眺めながら、そこに舌と指をのばした。
「ひゃっ!」「やんっ!」
某紗チャンの溝を舐めてるときは、某夢チャンの溝に指を立て、某夢チャンの溝を舐めてるときは、某紗チャンの溝に指を立てる。
これを繰り返してるうちに僕は、心の中にひとりの女子を描いていた。
(某子さんが連れてたあのひと…… あのひと、僕と同じように某子さんが好きで、見張りしてたのかな…… あのひとが一人のときに会うことがあったら、僕、何かてできるかな……)
そんなことを考えながら、二人の溝を交互に舐めたりいじったりしてたら、お尻の穴を舐めたりいじったりしてしまうことが時々あった。
「ああんっ、某夢チャン!」
「きゃっ……某紗チャン!」
二人はそのたびに、名前を呼んで抱き合うのだった。
そんな二人の足元で、僕はモヤモヤしていた。
(僕は某一郎と違って、レベル低いんだろうな。
僕に寄ってくるの、こういうちっちゃい女の子ばかりだもん……)
【おしまい】