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こいびとは小学2年生
【ロリ 官能小説】

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8歳のワレメと白濁液-5


「いててて、もうちょっと丁寧にブレーキ踏んでよ」

 空港前の道路から国道に合流する交差点で、テーピングで固定された右足をダッシュボードにぶつけた琴美が言った。

「ごめんごめん、でも狭いからしょうがないよ」

 実際、軽貨物のキャビンは両手を伸ばせるかどうか程度の広さしかない。琴美の仕事終わりの息臭が俺の左側からダイレクトに漂ってくるほどだ。

「あたしケガ人なんだからさー、いつもより丁寧に扱いなさいよ」

 憎まれ口はいつものことだけど、ケガして不安な気持ちもあるからなおさら出るんだろう。

「今日の夕飯とか大丈夫?どっか寄って買ってく?」

「ううん大丈夫、あっためるだけのおかずとかあるから……ありがと」

 殊勝なとこもあるんだな。

「そういえばさ」

 国道が空港線と並走し始めたあたりで琴美が言った。

「うちの路線、下地島にも飛ぶようになるって知ってた?」

「いや、知らない。いつから?」

「予定では来年の春。もう申請は出していて、たぶんほぼほぼ認可されるだろうって。宮古とは別に支店作って、あそうそうここからの便、週の半分は下地島便になるって噂」

 宮古列島のひとつである下地島には、操縦士訓練用の空港が昔からあった。訓練施設としての役割を終えると旅客用に転用されて今では他社だけでなく東京からの便も就航している。

「よく知ってるな」

「支店長が言ってた。こないだコンビニの子と支店長の息子さんと四人で飲んだんだけどね、そのときにそんな話になって」

「なんでそのメンツなんだ」

「コンビニの子、彼氏と別れちゃったんだって。うちの支店長の息子さん彼女募集中だよって言ったら、飲み会セッティングしてくれって」

「あいかわらずおせっかい焼きだな」

「いいじゃん、あたしさ、周りが幸せそうな顔してると自分も幸せになるんだよね。ましてあたしが縁を結んだどうしが幸せだと、なおさら」

 ああーあたしってキューピッド。芝居がかって溜めた息が鼻腔に温かいまま届く。運転しにくくなるから勃起したくないんだけどな。さりげなく腰の位置を調整する。

「琴美の方はうまくいってんの?」

 右折待ちしていた黄色いシエンタにパッシングして譲る。いちおう社名が車体にプリントされているから、なるべくマナーよく他車優先で走っておくに越したことはない。

「うん、まあまあ順調だよ。あたし正直に言ったんだ、もう少しあたしを大事に思ってほしい、つきあいはじめた頃みたいなラブラブに戻りたい、って」

 ぶん、と鳴った、膝の上のスマホの画面をちらっと見て、なんだよ迷惑メールか、とつぶやいた琴美が続ける。

「そしたらちょっと黙っちゃったんだけど、ごめん、って。俺琴美に甘えてたかもって。まあ、つきあって長いと倦怠期もあったりするものだけど、いやな気持ちのまま過ごして別れたりするのって後味悪いしね。またラブラブになろ、って言って、そのあと燃えちゃった」

 腰の位置を調整しておいてよかった。昨日の午前中にしのちゃんが穿いていたパンツの膣臭で二発抜いたおちんちんがチノパンの中でむっくりと鎌首をもたげはじめている。

「やっぱさ、新鮮な気持ちって大事だよね。あたし自分でもびっくりするくらい濡れちゃったもん。あいつもさ、なんか張り切って、結局三回くらいしたかな、あんとき」

 目の前に浮かび上がりそうになる琴美の濡れたおまんこを必死で払いのける。だから運転中にエロトークかますのは勘弁してくれ、そうでなくても今日の琴美の息臭は刺激的で勃起寸前だったのに。

「あ、まあ、じゃあ、よかったんじゃない、か」

「だね。雨降って地固まる、ってやつかな」

 打越駅のロータリーに続く交差点を右折し、コンビニの角を入って琴美のマンションの前にハイゼットカーゴを停める。琴美に肩を貸して階段を上ると、踊り場のあたりから琴美の息も上がり始めて、俺の頬が琴美の息でしっとりと湿るほどに吐息が強くなる。琴美の息臭。キスしたりペッティングしたりして琴美といちゃいちゃしている彼氏じゃないとふつうは嗅げない、生温かな琴美の吐息。冬が近づいて湿度が低くなり始めた車内で、飲み物なしでずっと喋っていた琴美の、唾液が乾いた口から漏れる息臭。琴美の部屋のドアの前まで来た時点で、俺の勃起はこのままチノパンから解放したら最大角度を呈しそうなほど滾っている。

「はい、ありがとー。おつかれ」

 玄関に入った琴美が自然にドアを閉めようとする。おい。

「え?や、あの」

「ん?ああ、ごめん、さすがにあいつと仲直りしちゃったから、あいつ以外の男は部屋には上げらんない、ひっひっひ」

 ドアノブを掴んで立つ琴美が笑う。

「それにさ、こないだのこと、ちょっと生々しすぎるから。またムラムラしちゃってもまずいじゃん。じゃねー」

 かちゃんと、ベージュのドアが閉まる。西陽がたいぶ傾き暗くなり始めた廊下に残された俺は、たぶん相当に情けない表情でつっ立てるんじゃないかと思う。そりゃしのちゃんがいるから琴美とどうこうってのはないにせよ、さんざん嗅覚や聴覚で性欲を喚起させて勃起させておいて放り出すってひどくないか。ちょっとくらいは、まあ、琴美のなにかで生射精くらいは、って。あ、勝手に妄想している匂いフェチの俺が悪いのか。
 すごすごと階段を下り、琴美の息臭がかすかに残るハイゼットカーゴのエンジンをかける。アパートと歩道橋の間にコインパーキングがあるからそこにハイゼットカーゴを停めて、アパートに帰ったらとりあえずこの滾りを収めるために琴美の息臭でオナニーするか。ため息をつきながら、そのため息で琴美の残り香が飛んでしまったのを軽く後悔しつつ、ロービームで前照灯を点けてゆっくりとクラッチを繋いだ。


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