特典採集-1
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相変わらず、たくさんのスタッフがフロアを行き来している。
編集記者の日下部は、提出されたリポートや、報道に関わる書類に目を通していた。
『……そろそろ昼飯にするか』
壁に掛かっている時計は、12時30分を回っていた。
昼の休憩時間など、決まってるようで決まってはいない。
とりあえず空腹を満たし、ある程度の休息を取れたら善し≠ニしたものだ。
(あのお転婆さん、なにか成果があったかな?)
日下部は風花のスマホに電話を掛けた。
何らかの情報を得られていたら、それで善し。
もし何も無かったとしても、それはそれで仕方がない。
警察が聞き込みをしたエリアでもう一度聞き込みをしようとする意気込みを、編集記者として認めない理由はありはしないからだ。
{お掛けになった電話は、電波の届かない場所にあるか……}
「余計な雑音を入れるな」という事なのだろう。
いつも仕事にのめり込むと、スマホの電源を落として没頭するクセが風花にはあった。
(頑張れよ。必ず《何か》を持ち帰って来いよ)
何らかの情報を得られたなら、風花の方から連絡してくる。
いつものように、ただ待てばいい。
日下部は何の心配も持たずに、遅めの昼飯に舌鼓を打つ……。
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『ヒヒヒヒッ?風花ちゃん、大満足だろ?』
『言っとくけどなあ、このグチャグチャになったケツマンコは、もう元には戻らねえからなあ』
やたらと声が反響している。
広めなバスルームに横たわる風花は、衣服を剥ぎ取られて全裸にされていた。
「く…あ…ッ……けふ…ッ」
吉田が風花の両手を押さえつけ、田中と伊藤が両脚を抱えて股間を開かせている。
カメラマンは高橋一人だけで、あと一人は鈴木のみ。
暴力でしかない輪姦に果てた風花は、さしたる抵抗すら見せられずに虚しくも顔を左右に振るだけだった。
『風花ちゃんよお、DVDには特典映像≠チてオマケがついてるよなあ?当然風花ちゃんの作品にも其れをつけるワケだが……クククッ』
「……ま…まだ私を……ッ…かはッ…はあ…ッ」
抗う力すら無くなった両脚は、二人の男によってグイグイと開かされた。
さっきまでの拘束の体位のように、尻が床から離れて持ち上げられ、股間は鈴木の眼前へと迫っていく。
脱肛した肛内唇は、まるで薔薇の花のように痛々しく咲き、堕ちるだけ堕ちた肉花と蜜壺は、ヌルヌルと妖しく輝いてヒクついている。
それらを覆わんとするケダモノの如き陰毛は、オスとメスの体液に塗れて粘りながら聳え立ち、強烈な淫臭を漂わせていた。
『コイツはヒデえ臭いだなあ?さすがにザーメン臭えマン毛じゃあお客様もしゃぶる°Cに
ならねえだろうし、匂いを楽しむ気にもならねえ……風花ちゃんもその思うだろ?』
「うぐッ!?……い…ひぃッ!」