淫乱ボクロ-1
トントントン
田所がドア開けると明美が立っていた。
「いい?」
「おう。」
明美と一緒に、明美の浮気相手 新藤も続いて入ってきた。
「久美子は?」
「まだ寝てるよ。」
明美は、ベッドに座ると、久美子を見た。
広いダブルベッドの片隅で、シーツにくるまれ、すやすやと久美子が眠っている。
明美は、久美子の髪を撫でながら、
「初めての浮気で、疲れちゃったみたいね。よく寝てるわ」
「さっき寝ついたところだからな。」
「えっ。さっきって?」
「さっきだよ。」
「まさか、さっきまでしてたの?」
「まぁな。」
「嫌ねぇ。朝から。」
「違うよ。昨日からずっとだ。」
「嘘!ずっとしてたってこと?一睡もせずに?」
「そうだよ。」
「信じらんない。この子、初めての浮気だよ。」
「別にいいだろう。それに、俺も年甲斐もなく夢中になっちっまってな」
「それほど良かったたってことですか。」と新藤。
「いやらしい。そんな言い方。」
「思った以上に、いい女だよ。」
「でも、亭主以外の男は知らなかったんだろ?」と新藤。
「そう。この子、処女で結婚したもん。」
「今時、珍しいな。お前と大違いだな。」
「もう!私のことはいいの。」
「お前と違って、清純って言葉が似あうんだよ。この子は。」
「うるさいなぁ」
「しかし、素質はあるぞ。この娘は。」
「どういう意味?」
「お前も見抜いてたんだろ。久美子の性癖に。」
「性癖っていうかさぁ。絶対SEXに興味あるだろうなって思った。」
「何で?」と新藤。
「だってさぁ。私がSEXの話するとさぁ、恥ずかしそうに顔まっかにしながらさぁ、それでも、嫌がらずに聞いてたから、あっ、この子興味あるんだって思った。」
「興味あるのに、処女で結婚したのか?」と新藤。
「そう。興味はあっても、勇気がないのね、この子。」
「で、処女で結婚したけど、満足出来なかったってことか。」と新藤。
「想像と違ってたって言ってた。」
「もっとエロいと思ってたのか?」
「私がさぁ、久美子に、SEXの話したり、AV見せたりしたからじゃないかなぁ。」
「お前がエロすぎるんじゃないのか?」
「違うって、旦那さんが優しすぎるのよ。」
「優しいことはいいことだろう。」
「違う。この子Mだから。責められたいのよ。」
「で、田所さんか?」
「おいおい」と田所。
「だから、そういう人と浮気してみたらって勧めたのよ。」
「するって言わなかったんだろ。」
「すぐにはダメだったけど。でもあなたのためだからって説得したの。」
「ほんとに彼女のためか?お前が興味あっただけなんじゃないか。」と新藤。
「もちろん、興味は大有りだったわ。だってこの子が、ご主人以外の人に抱かれてるところ見たかったもん。」
「悪趣味だな。」
「いいじゃない。だから本気で、説得したの。」
「で、ようやくってことか。」
「それで、亭主の職場の、このホテルで抱かせようって考えたんだな。」
「そうよ。面白いでしょ。ご主人が夜勤で仕事してるときに、同じホテルの一室で新妻が、中年男に可愛がられてるなんて。」
「ほんとに、お前悪い奴だな。」
「二人は、このホテルで結婚式を挙げて、このホテルで新婚初夜を迎えたの。その新婚初夜の部屋が、この部屋。」
「わざわざこの部屋を予約したのか?」
「そうよ。ご主人に頼んで、貴方たちの新婚初夜の部屋に、久美子と私、二人で泊まりたいからって、予約してほしいって頼んじゃった。」
「よくこんな一流ホテルで、そんなことで来たなあ。」
「久美子のご主人が、がんばってくれたの。」
「自分の女房が、中年男に抱かれるとも知らずにか。笑うねぇ。」と田所。
「久美子は、知ってたのか?」
「ううん。私と二人で泊まると思ってたんじゃない。」
「田所さんが来るまで言ってなかったわ。でも、前から浮気相手紹介してあげるからって言ってあったから、気づいてたかも。」
「そういうことか。だから俺が来た時に、不安そうな顔してたのか。」
「まさか、明美と田所さんが交代するとは、思ってなかったんだろうな。」
「で、どうだったの?」