ひとつ屋根の下@*美形三兄弟!?3-4
「ごちそうさまでした。」
もう、かなり美味しかった。
これからずっとこんな豪華な食事なんて、嬉しすぎるわ。
「紗理ちゃんの部屋は二階にあるわ。荷物が届いてるから、あんたたち三人とも、荷物を二階の紗理ちゃんに持っていくの、手伝ってあげなさいよ。」
「「「………」」」
…さすがにこの恐怖の母親には、反抗できないようだった。
「ッ、重ー!何はいってんの、コレ。」
「んー?その箱は、漫画とか雑誌。」
「要らないモンは捨てて来いよ、アホ。」
「要らなくなんてないわよ。需要大だって。」
「あっそー…。くそ、何でおれが。」
「楓くん、その可愛い顔で悪態つくのやめてよ。」
「可愛い言うな、ブス」
「はあー!?あんた人のことブスブスって…それしか言えないワケ!?」
「ハン。」
むーかーつーくーーーーー!!!
なんだかんだ言いながら全部の荷物を部屋まで運んでもらったあたしは、荷物を整理し終えて盛大なため息をついていた。
「こんなんで、これからうまくやっていけるのかなあ…?」
…まあ、なんとかなるでしょ。
ガンバろ。
これからあたしの、新しい生活がはじまる。