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先輩のセカンドバージンは僕のもの
【熟女/人妻 官能小説】

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後輩への思い-3

「で、でも嫌な相手なら……何としてでも出張、断るだろうし、ましてやお部屋になんて行かないでしょう……?」

あんなに優しい理央が、そんなことを佳織にしたとは思いたくなくて、加奈子は咄嗟に反論する。何かの間違いだろう、と。

「本間さんにもそう言われた。でも、僕、どこかでそう思えなかった。会ってしまったら、本間さんのこと傷つけてしまうんじゃないかって。それに、あの日のことがきっかけで……本間さんのこと好きになっちゃった。馬鹿みたいでしょ。だから、隼人と仲良さそうにしてるとこ、見たくなくてさ。一昨日寝られなかった」

加奈子の肩を抱く手を、理央は離す。
そしてその手のひらを広げて、じっと見つめていた。
そして、加奈子の顔を見ずに、手のひらを見つめて言う。

「昨日食事中、本間さん、電話くれたんです。体調心配して。僕、正直に言ったんだ。隼人といるのを見るのも辛いし、一年前のことも本当に申し訳なくって、って。そしたら、そんな一年前のこと、気にしなくていいってわざわざ部屋に言いに来てくれた。
本間さん、「今」は気にしてないかもしれない。でも一年前の出張で……亡くなった旦那さんが好きで誰とも恋愛しなかった本間さんを、強引に抱いたのは事実」

理央の声が震えていることに、加奈子は気づいた。
自分が佳織と同じ状況で、レイプされたと思っているとしたら、体調を心配して、電話なんかするだろうか。

ましてや部屋に行き、一年も前のことだから気にするなとわざわざ言いに行くだろうか。

「本当に……何とも思ってないと思うけど。あたし、本間さんに嫉妬した手前、佐藤くんの恋愛応援したいなんて一ミリも思ってないけど…、これは正直に言っとく!」

顔をむすっとさせて、加奈子は言う。

「女の人って男性と二人きりになるの、緊張するものだよ。力で押さえ付けられたら、何もできないもの。脅威なの。
そもそも……その、去年の出来事だって、無防備にしてたのは佐藤くんのこと信頼してたからじゃないのかな。あたしより年上の女性だし、若い頃なんか今より男尊女卑だって酷いと思うし……自分が理不尽な扱いされること、嫌なほど経験してると思うの。
だから、信頼してた佐藤くんからそういう暴力を受けたのは悲しかったかもしれないけれど、今でも普通に接しようとしてるのは、やっぱり佐藤くんのこと、嫌いじゃないから、だと思う……」

「そっか」

そうした状況で、昨晩佳織がすすんで部屋に行き、寝たのならーー
一年前の理央との行為は、佳織にとって明らかに快感のほうが勝ったのだろう。

加奈子は、昨日初めて会った佳織のことを思い出す。
細そうに見えて、臀部や、腰周りの年齢相応の肉付きは、女性が見てもセクシーだと思う。
服を脱ぎ、あの切れ長の目で理央を見つめ、胸元に、腹に、そして理央の大きなペニスにキスをするのだろうかーーー


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