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人妻ハメ好きの友人
【熟女/人妻 官能小説】

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小夏、遥太を部屋に誘う-2

「ゴホン、ゴホン!いえ、何でもないです。それより僕に何かご用ですか?」

 遥太は咳払いをしてから落ち着きを取り戻して小夏に尋ねる。

「えっとね、何か夕飯食べたいリクエストとかあるのかなって思って一応訊いてみたんだけど‥‥苦手な食べ物とかある?」

 小夏の問い掛けに、遥太は過去の苦い思い出を脳内で浮かべながら言う。

「んー‥‥生牡蠣ですかね。昔、親戚の家に行って食べてお腹壊した事があってそれっきりですかね」

 当時の事を思い出して内心で軽くブルーになる遥太。

「あ、そうなんだ。今日は牡蠣は買って来てないけど、苦手な物は覚えておくね」

「はい。あと、えっと‥‥」

 遥太は会話の流れで思い出す。ここに来た理由を。小夏に謝る事がある話がある事を。

「あ、あの小夏さん‥‥僕の方から話が。一昨日の、土曜日の話なんですけど‥‥」

「え?何の話?」

 小夏が遥太の顔をじっと見つめる。遥太は思わず目を逸らしたくなったが、そういうワケにはいかず勇気を持って口を開く。
 
「実はあの時、僕は媚薬を使ったんです‥‥。小夏さんがエッチな気分になったのも蘭さんに媚薬を飲まされたからなんです」

 だから、と遥太は言葉を切ってから、

「ごめんなさい!」

 小夏の前で頭を下げた。

「それでも謝罪が足りないって言うなら、今から土下座もします」

 そう言うと、フローリングの床に膝を折って、更に両手と額を付けて謝罪しようとする遥太。

 一方、聞かされた小夏はショックを受けたように黙り込む。数秒後、何かを納得したように呟く。

「そうか、そうだったんだ‥‥だから私あんなにエッチな気分に‥‥」

「はい‥‥申し訳無いです」

 作戦を企てたのは蘭の方で媚薬も彼女の持ち物だが、実行に移したのは他ならぬ自分自身である。

 遥太は俯いた顔を上げないままに蘭に謝罪する。

「遥太君はそれで楽しかったんだ‥‥」

「か、返す言葉もないです‥‥」

 正直に言えば憧れの人とセックス出来た事は楽しさよりも嬉しさの方だが、余計な事は言わないでおく遥太。

「ふーん‥‥それじゃあ、私のお願い訊いてくれる?」

「は、はい‥‥」

 遥太は罪悪感からか、小夏の顔をまだ見れないまま了承する。

「今からね」

「はい‥‥」

「蘭の前で一緒に全裸でリンボーダンスしよ?」

「はい‥‥って、えっ‥‥?」

 その内容に思わず顔を上げる。それは蘭が冗談で口にした言葉だ。遥太と視線の合った小夏は、悪戯っぽく微笑んでいた。

「ごめんなさい。ちょっとは驚かせちゃったかな?あまりに蘭の言う通りだったからついつい悪戯心がね。けど、キミも媚薬使ったからあおいこって事で」

 小夏側からの二人称代名詞が"貴方からキミ"へと変わった変化には気づかなくても、遥太は彼女の発言から蘭から話を訊いた事を察する。

「‥‥こ、小夏さんもしかして、蘭さんから詳しい事情を訊いていたんですか?」

 自分の予想を尋ねると、小夏は頷いて肯定した。

「そもそも遥太くんを連れて来たのが蘭だし、あの子を疑うなって方が無理があるじゃない?それで事の顛末を訊いたのよ。その時に遥太くんは媚薬使った事を謝るだろうから許してやってくれとも言われてね」

「そう、だったんですか‥‥」

 土曜日の一件を企てた作戦指揮官は予め伝えていたのだ。改めて蘭に感謝し、同時に少し怖くなる遥太。

 彼女は一体どこからどこまで見通していたのだろうか、と。

 もしかすると、セフレ関係になるまで読んでいたのかも知れない。仮にそうだとすれば、何やかんやで友人がいきなり男子高校生の告白から性行為をしたとしても、恋人関係になるのは躊躇するまで知っていた事になる。

 遥太は、颯人が彼女に頭が上がらない理由の片鱗を味わったような気がした。


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