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あ奴・ぼうや・こ奴
【若奥さん 官能小説】

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アタシを囲む三人のオトコ達-2

 アタシの親がやってる商店の店員である両親の息子だった、こ奴。

 っというか、c学を卒業するまでいっしょに住んでいた「こ奴」。
 それどころじゃなく、いっしょに住んでるうちにお互いにカラダをいじりあって性の気持ちよさを知ってしまってた「こ奴」。
 いやいやいや……お互いの両親の目をぬすんで、セックスもやってた「こ奴」。
 そしてそして……そこまでの関係でありながら、アタシは結婚どころか恋愛の対象にすらしなかった「こ奴」。

 アタシの心ん中は複雑だけど、こ奴はぼうやに夢中になってる。
 ぼうやも、こ奴が気にいったようだ。
 こ奴にむけてしきりと手をのばしてる。

 「どうも……」アタシはこ奴に言った。「ごぶさたしてしまって……(結婚)式にも呼ばなくって……」
 「いえいえ……」こ奴はアタシよりぼうやに向かって言った。「いろいろ事情はあったし、お噂はいつも聞いてますよ。」

 アタシ、ちょっと気になってた。
 あの「五七五教室」、こ奴もいっしょに聞いてたのよ。
 (こ奴、アタシとあ奴がぼうやを仕込んだ「あの宵」のこと想像してるのかなぁ……。初めてぼうやに声かけたとき「王子さま」なんて呼んでたもんなぁー。)

 その時アタシは見た。
 ぼうやの小っちゃな手が、こ奴の手の小指をとらえたんだ。
 こ奴はぼうやに笑顔でささやいた。
 「おお、友情、友情っ!」
 アタシ、何か周りに光が走った。

    ▽

 アタシは、そっけない内装の部屋に入った。
 あとにつづいて、すやすや眠るぼうやを抱いたこ奴が入ってきた。
 こ奴が部屋を見回して言った。
 「このラブホテル、豪勢なの外の造りだけか……」
 「そうね……」アタシは答えた。「けっこう憧れてた所だったけどなぁー」

 そんな事言ってるあいだに、こ奴はベッドの真ん中にクッションをいくつか並べた。アタシはベッドにあがってそのクッションの脇に寝そべると、スカートの奥の下着だけを脱いだ。

 こ奴は、クッションの反対側の脇にぼうやを寝かせると、静かにアタシの足もとからベッドにはい上がった。

 アタシたち、お互いの親がうろうろしてる家の中で、バレないようにカラダを接しあってたころを思いだしてた。
 ふたり目と目で「しない?」「しよう!」と呼びかけて、お互い性器を必要最小限だけムキ出しにして、親たちの足音がそばを通りかかるとさりげなく離れてたアタシたち。

 こ奴がアタシのスカートの中に頭をつっこんで、ワレメを舐めはじめた。慣れきったこ奴の舌の動きに感じるくすぐったさを味わううちに、アタシは急に胸がしめつけられた。
 こ奴は、アタシが初潮を迎える以前から、アタシのワレメのカタチを見ている。
 出産も経験したアタシのワレメの、さまざまなビフォーアフターがこ奴の頭の中にめぐっているんだろうな……と思ってると、アタシの目になつかしいカタチが映った。


 


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