第三十五章 犯される女達(かおり編)-10
「むふっ・・ぬぐっ・・・んぐぅう・・・
んんんん・・・・んんんんんん・・・」
新藤さんのコックを喉の奥いっぱいまで押し込んでいる。
苦しそうに眉をひそめながらも、閉じたまぶたの長いまつ毛をまたたかせ、時折、チラチラと男達を見上げ、潤んだ光を散乱させている。
私の喉が何度も上下する。
一昨日の熱い記憶が蘇る。
ビデオに映っていた私も、同じような仕草をしていた。
生臭い匂いなのに、胸いっぱい吸い込む快感に酔いしれ、愛撫する男の反応が知りたくて上目遣いで見ていたんです。
美味しい、美味しいと、心の中で繰り返していたの。
「フフフフ・・・」
藤本さんが笑みを浮かべている。
目の前で妻の唇とヴァギナが同時に犯されているシーンは、嫉妬で狂いそうなハズなのに。
さすが、余裕があるなと思った。