第二十八章 慟哭-1
第二十八章 慟哭
「はぁっ・・・はぁっ・・はあっ・・・」
何度目かの射精の後、裕君は荒い息を吐きながらベッドに横たわっていた。
「あふぅ・・ん・・・」
「はぁ・・あぁ・・・」
そらさんも桜さんも激しいプレイの余韻に浸りながら、気だるそうに息を吐いている。
かおりさんは裕君のそばで座りながら、優しく髪をなでている。
「良かった・・・?ぼうや・・・」
膝枕のような姿勢に、裕君、夫はうっとりと目を閉じ官能の余韻を味わっているようだ。
「凄い・・すごく、良かった・・・です」
仰向けにかおりさんの目をみつめながら、幸せそうにつぶやいている。
「そう・・良かった・・・」
かおりさんは満足そうにつぶやきながら、髪をなで続けている。
「ところで、裕君・・・」
そして、おもむろに話を切り出し始めた。
「今回の歓迎会・・・
おかしいと、思わなかった?」
「えっ・・・?」
言葉の意味がまだ分からないのか、いぶかし気に声を出した。
「どうして1対3なんてプレイを
考えたかってこと・・・」
「た、たしかに・・・」