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先輩のセカンドバージンは僕のもの
【熟女/人妻 官能小説】

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突然の劣情-7

「ぼ、僕…リビングで寝る……から。リビングにあったひざかけと、座布団、借ります」

理央は起き上がり、寝室から出て、トイレへとかけこむ。

「どーすんだよ、これ……」

スエットをおろし、洋式便器に腰をおろす。
赤黒く腫れ、血管が幾筋も浮き出た肉棒の先端にある亀頭からは、だらだらと先走りが流れ出てしまっている。


(中村さんの舌……すごい、気持ちよかった……真面目そうな中村さんが、あんな舌使い……)

思い出して、かぁあっと顔が熱くなる。

最低だと思いつつ、これを鎮めないとおそらく事態は変わらない。
先程の行為を思い出し、そしてその先を妄想しながら、理央は自らを鎮めたのだった。





「さとーくんっ。おきてーっ」

むにむに、と頬をつつかれる感覚。

「ん……」

理央はリビングのカーペットの上で、座布団を枕にしてひざかけをかけて眠ってしまっていた。
手元にあるスマートフォンで時刻を確認すると、九時前。
結構ぐっすり眠ってしまっていたらしい。

目の前には柚木がにこにこしながら座っていて、理央が起きたのを確認すると、ごろんとその隣に横たわり、理央の体を抱きしめる。

「何で途中で、ここで寝ちゃったの?狭かった?」

「ううん、言ったでしょ?お母さんは、結婚した男の人としか一緒に寝られないから、お母さんがお布団で寝る時に移動したの」

「そっかあ、佐藤くんは約束を守る男なんだ」

「はは」

(ギリ、危なかったけど……)

そんなことを思っていると、黒のタートルネックに、黒のロングスカートを履いて、既にメイクを施している加奈子にキッチンから話しかけられた。

「佐藤くんは朝ごはん、食べる人?ご飯よそうだけなんだけど」

「あ、いいんすか」

むくり、と起き上がり、ひざかけを畳む。

「じゃあ一緒に食べちゃいましょう。洗面所にタオル置いてあるから顔、洗っておいで」

食事をとりおえた後、柚木は友達の家に遊びに行くのだと言って、十時前頃には出かけて行った。
理央は、昨夜使わせてもらった使い捨ての歯ブラシで歯を磨いたあと、リビングのテーブルで、スエット姿のままコーヒーを飲んでいた。

「色々してもらって、すみません」

「いえ、とんでもない」

洗い物を終えた加奈子が、コーヒーを持ってきて、理央の右隣に座る。
どきん、と理央の胸が高鳴る。

「昨日は……気を使わせちゃったよね、ごめんなさい……。ひどいことした、佐藤くんの気持ちとか、横にいる柚木のこと考えずに……」

「何で。失礼な言い方になるかもしれないけれど、多分ずっと仕事してて、彼氏とかいなければ寂しい時だってあるじゃないですか。でも僕は、僕が中村さんと変なことして、柚木くんに嫌な思いさせたくなかったから。我慢できて良かった」

ふふっ、と理央は笑った。


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