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『鬼と、罪深き花畜』
【SM 官能小説】

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『鬼と、罪深き花畜』-36

 翌日の日曜日、僕はママのベッドで10時過ぎに目を覚ましました。隣でまだ眠っていたママの裸の肩を揺すると、見たこともないような凄い貌をして僕を見詰めてきました。
「ああっ……ミツルさんっ。ママは……」
 何かを言いかけているママの口唇を口唇で塞いでいました。ママがあまりにも新鮮で蕩けるような女の貌だったからです。華麗なうえに妖艶で、かすかに猥らなマゾの気配を漂わせて僕の欲望を猛烈に掻き立てるんです。
「目を覚まして僕が一番最初にママにしたいことが、何だか分かる?」
 前の夜に何度射精したのか覚えていないくらいです。それなのに、ママの貌を見るとすぐにしたくなって勃起していたんです。ママは僕がすることを何一つ拒むことが出来ないんです。
「あ、ああっ。ママは朝が弱いみたいっ。溺れるくらい感じちゃうっ」
ママが僕にしがみついて哭き狂って、絶息しそうになるまで止められないんです。
「今日もずっと狂わせてあげるからね」
「ママを殺す気?」
「そうだよ。百回くらい、死んじゃうって叫ばせてあげる」
 僕は余裕をもってママを狂わせる男になれるような気がしていました。

 でも、ふと化粧台の三面鏡の左端に僕の顔が映っているのに気付いたんです。僕の顔はやっぱりママ似の美少女のような顔をしていたんです。自分の中に棲んでいる鬼のようなSの男と可愛いMの女の子の両方とも捨て難い愉しみだと気付いたんです。

 黒岩先生のお陰でママとの生活もガラリと変わってしまいました。僕は鬼になって最高で最愛のマゾ牝の家畜を一生飼っていくつもりです。僕はママに夢中なマザコンなんです。でも二週間に一度は、ママがどんなに嫌がっても黒岩先生のアトリエに行って、ママのように華やかな家畜になりたいなって思っているんです。


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