投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

雪の故郷
【純愛 恋愛小説】

雪の故郷の最初へ 雪の故郷 4 雪の故郷 6 雪の故郷の最後へ

圭吾との逢瀬-1

圭吾が 真奈美を見つめ乍ら

「愛してる」 囁いて来た 一緒に居たいと
囁き 車をネオンの輝く建物の駐車場に止め
真奈美を誘い 部屋に入って行った

真奈美は助手席のドアを圭吾が開けたとき 少し躊躇したが
圭吾が 耳元で一緒に居たいんだと囁かれ 車を降りた
部屋に入ると 圭吾が見つめながら 真奈美を抱きしめ
柔らかく 唇を合わせて来た 耳元で 好きだよ 愛してる
と囁かれ その夜 圭吾に体を許していた
圭吾との夜は 修では与えて呉れなかった 快感を沢山
与えられ 濃密な時の中 圭吾に溺れ圭吾を信じ始めていた

倉庫の在庫を調べる様 言われ 倉庫に歩いていると
突然手を引かれ 棚の陰に引かれ声を上げそうに成り 
見ると圭吾だった 棚に体を押し付けられ 圭吾がキスをして来た

「駄目ですよ」 圭吾の体を押しながら真奈美が言うと

「好きだから 我慢できなかった 今夜言って良い?」
圭吾が見つめながら聞いて来た 真奈美は頷きながら
圭吾に与えられる濃密な時間に 真奈美は溺れていた
圭吾の頬に唇を当て

「待ってる」 言いながら倉庫へ向かった
その夜 圭吾は仕事を終え 真奈美の部屋を訪ねて来た
圭吾と体を初めて合わせた夜から 時折真奈美の部屋を
圭吾は訊ねて来るように成り 2人は濃密な時間を過ごしていた
2人の時間の時 圭吾は真奈美に・・好きだよ・・
・・愛してる・・と繰り返し耳元で囁いていた

圭吾は泊る事は無く 必ず深夜には帰って行く 真奈美が
泊る様にと勧めると 子供が待って居るからと 真奈美の
頬にキスをして 帰って行く

圭吾との逢瀬も三か月が過ぎた頃 真奈美はトイレで尿を
取っていた リビングで検査の為 漬けてみる 線が浮き出して来た
先月 生理が無く 間もなく生理を迎える予定だった
修と暮らしている時 何度も検査し その度落胆していたのに・・

その夜 圭吾と濃密な時を過ごした後 圭吾の腕に頭を乗せ 圭吾を
見つめ乍ら 妊娠した事を告げた・・・・・・・・・・
(圭吾が喜んで呉れると 信じていた)
圭吾は 真奈美の言葉を聞いた時 真奈美を見つめ乍ら起き上がった

ベッドから降りるとシャツを着始めた 冷たい目で真奈美を見ながら

「・・・ルール違反だよ・・・」 真奈美が見上げた

「・・大人の付き合いだったろ・・」 スラックスを上げながら呟く

「俺に 妻と子供居るの知ってたろ」 ジャケットっを羽織りながら言って来る

「・・子供・・俺の子か?・・・」  真奈美を見下ろし冷たい目で言った


「・・でてってー・・」 真奈美は大きな声で叫んでいた



一人に成って 圭吾の言葉が 頭の中を駆け巡っていた

・・俺の子か?・・お・と・な・の・つ・き・あ・い・・・違反だよ・・

泣きはらした目で 朝を迎え 仕事場に退職すると電話を入れ そのまま
病院に向かった 金曜日に来てくれと言われ その日までの事は
後に成っても 思い出せない日日だった


雪の故郷の最初へ 雪の故郷 4 雪の故郷 6 雪の故郷の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前