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人妻ハメ好きの友人
【熟女/人妻 官能小説】

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次のセフレ関係-3

 その後、暫くして颯人がジュース片手に戻って来た。

「ほい、りんごジュース」

「あ、ありがとう」

 遥太は受け取ると、りんごジュースをスクールバッグの中にそのまま入れた。

「ところでさ、柿沼と何か話したか?」

 颯人が尋ねる。

「え?何でそれ知ってるの?」

「まぁ、いいじゃん。で、何話した?」

「えっと、明日の学校帰りに家に来てくれってさ」

「はぁ‥‥柿沼の奴も大概しつこいよなぁ」

 颯人は辟易してため息をついた。

 遥太は友人のその様子から何かあったのだろうと察したが、昇降口の前で屯って居る事を颯人は良しとせず、下駄箱から外靴に履き替えて昇降口を出る事になった。

 校庭のグラウンドでは野球部、サッカー部など運動部が声を出しながら部活動を始めている。

 再び颯人と遥太の会話が始まったのは、校舎の外に出て並んで歩き始めてからだった。

「GW前にさ、呼び出されたんだよ。好きだから付き合ってくれない?って。その時はちゃんと断ったんだ。別に好きな人いるからごめんってな」

 やはり、亜沙子は颯人に好意を抱いてるようだ。それに対する颯人の告白の断り方は正直に言ってかなり無難な内容だった。

「まぁ、仕方ないよね。颯人は年上の人の方が好きだし‥‥」

「いや、それはそうなんだけどさ‥‥」

 颯人は遥太の視線から目を逸して、明後日の方向を見ながら頬を指で掻く。

「俺、柿沼のお母さんとセフレ関係だから興味がないクセに付き合って親子丼ってワケにはいかないじゃん」

「なるほどね。そういう事情か‥‥って、えぇぇぇぇーーー!!?」

 内容を理解した遥太は、この日一番大きな声を轟かせた。

「声デカすぎだぞお前。近くの緑化委員の人達驚いているぞ」

 耳を押さえた颯人に言われて気づけば、花壇で作業していた体育着姿の緑化委員の一行が大声を出した遥太を何事だと思って視線を向けている。

「あぁ、ごめん‥‥ちょっと大声出しすぎたね」

「全くだ。気をつけてくれよな」

 颯人の言葉に思わず「誰のせいだよ」と反論したくなったが、遥太はそれ以上注目を浴びたくなくて押し黙る。

 緑化委員一行らの痛い視線を浴びながら、その前を通り過ぎる。

 背後の方に見えなくなるくらいに通り過ぎて行った辺りで、遥太は口を開く。

「で、でもどうするの。今度も断る気?」

 遥太の問い掛けに、颯人はうーんと唸る。

「そのつもりだったんだが、お家に誘われてしまったか。そうなると明日柿沼のお母さんにも会いに行かないといけないワケか。いやー、実に困ったねー」

 困ったと言う割には颯人の表情は柔らかい。 

「言動が一致してないね颯人君」

「あ、分かる?」

 遥太のツッコミに、ペロッと悪戯心で舌を出す颯人。

 間違いない。彼は楽しんでいると遥太は判断した。

「そうだ、お前も一緒に柿沼の家に来るか?」

「いや、遠慮しておくよ。どの道、僕はお邪魔になるだろうし」

 友人の誘いを遥太は謹んで辞退した。

「ふーん、それは残念だな。一緒に来るなら柿沼の家でパンツ漁り選手権でもやろうと思ったのにさ」

「それ言われてじゃあ一緒に行くって、僕が言うと思ってるの?」

 遥太は、こめかみ辺りをピクつかせて友人を睨む。

「そうだったら、俺の中で遥太は面白いキャラ付けになるんだけどな」

 颯人は上機嫌に笑う。

 その姿に、一瞬湧いた怒りも遥太はすぐに薄れた。

「まぁ、来ないならしゃーない。明日は別々に帰るって事で」

「うん、それでいいよ」

「あ、じゃあさっきのアニメの話だけど――」

 颯人は思い出したようにアニメの話を再開する。

 二人は喋りながら、帰り道を歩いて行くのであった。


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