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人妻ハメ好きの友人
【熟女/人妻 官能小説】

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友人の家にて-8

「‥‥あ、そうだ。忘れるところだった。これ買って来たやつ」

 遥太は握り締めて指先が汗ばんだ商品の入った袋を颯人に手渡す。手渡す前にブレザーのポケットに入れていたレシートとお釣りも袋の中に入れた。
 
「お、ありがとう」

「レシートとお釣りも入れたから、もし蘭さんに聞かれたらそう言っておいてね」

「分かった」

 颯人は袋を受け取ると、布団近くの畳の上に置いた。

「でも、すごいよな颯人‥‥。高校生であんな美人な人妻のセフレがいるなんてさ」

 蘭が消えていった方向に視線を向けながら呟く遥太。

「いや、人妻のセフレは蘭さんだけじゃないよ」

 さらっと颯人は言う。

「えっ‥‥他にも居るの!?」

 またもや驚きの発言に遥太は目を見開く。

「うん。連絡先交換した人は手で数えるくらいだけど、偶然知り合った人妻と一夜を共にした事は結構あるぞ」

「マ、マジで‥‥?」

「マジで」

 何てことないように告げる颯人は、遥太には別の世界の生き物のように思えた。

「えっと、ちなみにその、下世話な話で経験人数ってどれぐらいなの?」

 遥太が訊ねると、颯人は後頭部を掻いてから自信なさげに告げる。

「んー‥‥二桁。40人はギリ行ってないと、思う」

「す、すげぇ‥‥」

 遥太の素直な感想であった。同年代の男子でもその領域はネットでもあまり聞いたことがない。

 颯人をじっと見れば、顔は二枚目なのは勿論だが、体の方も色黒の肌にがっしりと筋肉がついていて女性からすれば積極的に抱いて貰いたくなるのかもしれない。

「ん?どうした?‥‥ははーん、ひょっとして俺の事を好きにでもなったか?」

 視線に気づきニヤニヤと笑う颯人。全裸の姿ではその意味も少し異なってくる。

「人妻に友達に‥‥モテモテで困っちゃうな!なーんて!」

 さっきまでの感じから一転して調子よく笑う颯人に、

「いや、僕にそっちの気はないから」
 
 この上なく真顔で遥太はそう答えた。

「まぁ、そんな冗談はさておき」

 そう言うと、颯人は立ち上がって布団の周囲に自分の散らばっているトランクスと制服のズボンを回収し、履く。

「(今ほど心の底から冗談で良かったと思った事は無いよ‥‥)」

 遥太が胸中でホッとしている間に、下半身だけ履き終えた颯人がこちらへと戻って来る。右手にはいつの間にか持っていたスマホを手にしていた。

「連絡先、まだ交換してなかったよな」

「連絡先?あ、そういえば‥‥」

 遥太は颯人とアドレス等を交換しあって居ない事に気づいて、自身もまたスマホをポケットから取り出した。

「遥太のスマホってアレ入ってるか?あの交換するアプリのやつ」

「‥‥あー、僕のには入れてないや」

 遥太はこれまでのスマホの連絡先の交換は家族や友人含めてQRコードの読み取りで登録する事が多く、それ以外の方法はした事がなかった。

「んー、じゃあ先に俺のアドレスをQRコードで表示させるからそれを読み取ってくれ。今貸すわ」

「わかった」

 颯人のスマホを借り、自身のスマホで表示しているQRコードを読み取ると、そこからアドレス帳に登録した。

「じゃあ今度僕のね」

「おう」

 遥太は同じようにQRコードを表示させると、颯人にスマホを貸す。

「‥‥よし、これでアドレス帳に登録完了っと。ほれ」

 颯人にスマホを返されて、遥太はそれを受け取る。

 遥太は何やかんやありながらも友人の家で久々のアドレス交換を終えた。

 それからは蘭がシャワーから戻って来る前に、颯人の家を先においとまするのだった。


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