『女医の娘・弥生(M468)のサクランボ』-3
(2)
こんな日は、夜中の一時を過ぎた頃にアイツはあたしの部屋に忍び込んで来るんです。
100uを超える3LDKのマンションです。ママの寝室とは一部屋隔てただけのあたしの部屋に平気でやって来るようになっていたんです。
「弥生、寝たふりしたって無駄だ……俺が来るのを待ってたんだろ?」
月明りだけの闇の中で急に耳元で囁かれると、身体がゾクゾクするんです。
「舞子がヨガリ狂う姿を覗き見しながらオナニーするなんて、悪い娘だ」
アイツはあたしの上布団を乱暴に捲り上げて、あたしの身体を見下ろしていました。
「へへ、ちゃんと準備して、待ってたじゃないか……いい子だ」
アイツの機嫌を損ねて大声で怒鳴られないように、あたしはショーツ一枚だけの裸でベッドに寝ていたんです。
「よしよし。おまえの敏感なサクランボを可愛がってやるからな」
タコ糸です。アイツはいつもタコ糸であたしの大きなサクランボのような乳首を縛ることから始めるんです。
「どうした?……ん?……もっと嬉しそうな顔が出来ねえのか?」
アイツはあたしが不貞腐れたような貌をしているのが気に入らないんです。
「お願い……ママに聞こえてしまうから……」
あたしが一番恐れていることは、ママに聞かれてしまうことです。ママにこんなことが知られたら、と思うとゾッとします。アイツにはあまり大きな声を上げないでと言いたかったんです。
「そんなことは、分かってる……舞子はたっぷりとイカせてやったから、もうぐっすり眠り呆けて、今は夢の中さ」
アイツはあたしの両方の乳首の根元にタコ糸を巻きつけると、ギターを奏でるみたいに糸を張って、ピンピンと指で弾くんです。
(あ、ああっ……しないでっ……)
まだ十代なのに、ビー玉より大きくなったあたしの乳首はアイツに責められ続けて、異常なほど刺激に敏感な性感増幅器官にされてしまったんです。包皮から剥き出しになった勃起クリトリスを乳房の先端に付けているようなものなんです。
ブラを着けていてもちょっと擦れるだけで、刃物に触れたような鋭いビリビリに悩まされる乳首にされたんです。ほんとにビリビリッと感電したみたいな快感がどんどん増幅されるんです。それをタコ糸で吊り上げられ、ピンピン弾かれて、あたしが呻き声をこらえるのがどれほど大変なことか……。
こんな時には繊細な神経が集まっている内腿に自分の指の爪を喰い込ませ、その激痛で乳首の快美を紛らわせる術をあたしは身に付けていたんです。涙が出るくらいの激痛でないと、乳首のビリビリッと来る快感の渦に負けてしまうんです。
「ふふ。舞子のように思いきりヨガリ声を張り上げられなくて、弥生は辛いんだろ?」
アイツはカチカチに固く勃起してビリビリしているサクランボを指先で何度も、しつこく、ピチピチッと弾くんです。
「イッ、ヒィッ……」
思わずお漏らししそうなくらい、鋭い快感が走ります。身をクネらせながら、あたしは内腿に爪を喰い込ませて、その激痛に呻くんです。
「嫌らしい声が出そうだな。パンツを脱げ」
アイツに言われて、仕方なくショーツを脱いで手渡しました。それをあたしの口に含ませてヨガリ哭きする声を塞ぐためです。
「へへっ。弥生は覗き見オナニーでこんなにパンツを濡らしたんだな?」
嫌らしいことを言って、あたしを辱めるのがアイツは好きなんです。
「やっ、やめて……」
「ベチョベチョになるほど濡らしましたって、正直に言えねえのか」
「……いやっ」
「へへへ。オマンコは正直だが、おまえのこの口はまだまだだな」
アイツは嗤いながら、嫌らしい蜜汁でベトベトのショーツを咥えさせるんです。