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迷走
【兄妹相姦 官能小説】

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迷走〜起〜-1

俺は今をときめく職業、ニート。
別にこうなったことに理由があるわけではなく、何もせずにいたらいつのまにかこうなっていた。
なせばなるなさねばならぬ何事も…というのは、まさにその通りで何もしなければ何も起こらない、周囲から取り残されてしまうのだ。
そんな事に気づいたのはごく最近で、それまでは酷い自己嫌悪に陥っていた。
でもこの事に気づいてからはとても楽になった。なぜか?それはつまり何も俺が悪くないってことがわかったから、俺を置いてけぼりにした社会が悪いってことだから。
まったく酷い社会だ、何もしなければ置いてかれるだなんて先進国にはあるまじきこと。もうこの調子じゃあ日本が潰れるのも時間の問題だと思う。

その日は蒸し暑く、スモッグにまみれた都会の空には珍しく月が綺麗な夏の夜だった。
そんな中俺はいつも通り妹の部屋へと向かっていた。
そして妹をおかずに自慰に浸ろうと考えていた。
「トントン」
いつも通りのノック、寝ている時の妹はそれに答えることはない。
この日も妹はノックに答えることなかったので、俺は静かにドアを開いた。
開いた途端に月夜の明かりが俺を出迎えた。
「カーテン閉めてないのか…」
思わず漏れる独り言。引きこもってからというもの、自分でもびっくりするほど独り言は増えていた。
一度後ろを向き鍵を閉めてから、すやすやと寝息を立てる妹にゆっくりと近づき丁寧に布団を剥がした。妹の青いパジャマを着込んだ体が露わになる。
妹は今年で中学二年、大学にも進学せず高校を卒業して二年になる俺とは6才年が離れている。高校に通っていた時は妹も幼く、気持ち悪いほど仲がよい兄妹だと近所でも言われていたが、最近では俺と話すことも、目を合わせることすらもしなくなった。
悲しいことではあったが、俺はそう言う年頃なのだと諦めている。
しばらく妹の体を眺め、作業へと取りかかった。
手早くパジャマのボタンを外すと、幼さの残る淡い膨らみが露わになる。ピンク色をした蕾はツンと上を向き、小さいながらもその胸は惚れ惚れするほどの美しさがあった。

「相変わらず寝てる時はブラをしないのな」
ニヤリとまた俺は独り言を呟いた。
間髪入れずにパジャマのズボンへと手を伸ばし、ゆっくりと引き下ろす。すると可愛らしいリボンのついたパンツが目に入ってきた。
「さてさて」
よくわからない囃子文句を言いながら最後の砦を引き下ろした。
そこにはなだらかな丘に生えた芝生のような薄い茂みがあった。そして下へ下へと目を移すごとにその茂みは薄くなっていく、まさに中学生の秘所といったところだろう。
「まったくいつになったら生えそろうんだか」
やれやれと呟きながら、顔を茂みへと寄せる。石鹸と独特な匂いが鼻をついた。
「ペロ」
舌に柔らかな毛の感触を感じ、それをじっくりと味わった。こんなことをしても起きないとは、我が妹ながら実にいいものだ。
その時俺は完全に油断していた。頭の片隅にもそんなことは考えていなかったのだ。
「お、兄ちゃん…?」
それは確かに寝ているはずの妹の声だった。俺はおそるおそる声の方向を見る。
そこには恥ずかしげに胸を隠し、今にも泣きそうな妹の顔があった。
ああそうか、ようやく状況を把握することができた。今俺は妹に夜の痴態を見つかってしまっていて、妹は今にも泣きそうで…


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