スペクタクル・ブラック-6
そこからは修がイくタイミングでアンナのエクスタシーを調節しながら2人同時に絶頂する。
「アンナ…、中に出していい?」
「うん…。ハァハァ、中に出して…!そして、イカせてぇ…?」
「ああ。」
修は奥まで差し込み奥をグリグリと擦り付ける。
「ああっ!イクッ!」
「うっ!」
修のペニスの脈打ちとアンナの痙攣が、まるで体が一体化したかのように同期する。アンナは絶頂に悶え、修は中出しの快感に体を震わせる。
「ああ…、ああ…」
「ああ、中出し、最高…」
お互い体を揺らし合いながらキスをして余韻に浸った。
余韻が冷めるとアンナはシャワーを浴びた。修は着替えてタバコを吸って待っていた。アンナがシャワーを終え着替える。
「あー、スッキリしたぁ。」
「じゃあイクか。」
「うん。」
さっきまで顔を歪ませアンアン言ってSEXに燃えていた女とは思えないぐらいにシャキッとした。
「もう臭い女じゃなくなったからね?」
「ああ。」
修は笑った。それから何食わぬ顔をして得意先を周り、夕方帰社する。18時に仕事を終えると、再び落ち合って修の車に乗るアンナ。
「ねぇ修?アオン行きたい。」
「ん?買い物?」
「うん。スーツを。」
「スーツ?それでいいじゃん?」
「…私ね、肌露出めの服とかミニスカートが好きで、普段着はそう言うのが多いの。だからスーツも短めのスカートと、胸元が開いたブラウスにしたんだけど、会社入ってあちこち回って、男の人は私の事チラチラ見て気にしてるのに気付いたの。見られて嫌な訳じゃないけど、私のせいで相手が仕事に集中できなくなったら、修に悪いと思って、大人しいカッコしようかなって。だから明日からはあまり男の人をソワソワさせないようなスーツを着るって決めたの。」
「そ、そうか。」
意外と真面目なところは真面目なんだなと感心した。アンナはアオンのスーツ売り場に行き、膝が少し出るぐらいのスカートと、喉までボタンが締まる普通のブラウス、そして下着屋に行き、白のブラジャーとパンティを三着買った。それから夕食をとりながら話しているうちに、今日はアンナの部屋に泊まる事になった。
「ホント、越して来たばかりで何もない部屋だからね?」
「いいの。SEXできれば。」
「あの部屋でSEXするの、初めて。」
「お隣さんに聞こえちゃうね。」
「…。声、抑えなきゃ…。」
そんな会話をしながらアンナのアパートに向かう2人だった。