スペクタクル・ブラック-13
修の辱めは終わらない。
「俺も前からしたかったんだけど、なかなか言えなくてさぁ。俺、アンナを縛って吊るし上げたり、三角木馬に乗らせたり、鞭で叩いてみたかったんだよ!じゃあコレ買って参考にしようぜ?」
「そうだったんだぁ。言ってくれれば良かったのにぃ…。」
「へへへ、じゃあコレは決まりね。あとは…このとびっこモンにしようぜ?お散歩ローターとか、興味あるんだよ。」
「(い、今してるじゃない…)私も気になってた…。してみたいなーって。誰かにバレたらって思うと興奮しちゃうかも…。」
「だよなー。そこらでローター動き出したら普通じゃいらんないだろ?」
「多分…。(今、動いてるんらですけど…)」
少し恨めしそうな顔でアンナは見つめた。
「じゃあついでにSMグッズととびっこローター買って行こうな。」
「うん…楽しみぃ。」
2人はグッズコーナーへ行く。
「じゃあ、縄と…手錠と…猿轡と…、鞭。浣腸器はどうする?」
「い、一応…」
「じゃ、持ってて?」
アンナはSMグッズを受け取る。殆どの客がアンナを見ていた。
(へ、変態だと思われてるぅ!浣腸されるのかって思われてんじゃん…恥ずかしい…)
俯くアンナ。修は新たなローターと何やら凄そうなバイブを手にしていた。
「このバイブが効くんだよ。このスペクタクル・ブラックってバイブがね!」
「す、スペクタクル…ブラック…、た、楽しみ…」
引き攣った笑みを浮かべるアンナは、あんな卑猥なバイブで責められるのかあの女、と客に思われているようで恥ずかしかった。修が会計したり、いくらだったのかも覚えていないぐらいに恥ずかしかったアンナ。会計が終わると修と一緒にそそくさと店を出て車に乗る。
「あー、恥ずかしかった!!」
助手席に背をつけぐったりするアンナ。するとローターレベルがマックスにされた。
「んああんっ…!」
内股になり顎を上げて感じるアンナ。車の中だと言う事できを緩めた。じゃ、帰るか、と言って車を走らせた瞬間、さっき店内にいた客の1人とガラス越しに目が合った。男はびっくりしたような顔をしていた。
「あっ!やだー…ローターしてるの、完全にバレたー!」
「ハハ!大丈夫だよ、どうせもう会わないしな!」
そう言って車を走らせる修。あんなはそれから10分後にイッた。
「帰ったらスペクタクル・ブラックが待ってるからな。ヒヒヒ」
楽しそうな修に、アンナは、今夜は寝れないなと覚悟した。
その夜、昔沙織に使い恐怖に陥れたバイブの系列の進化系、スペクタクル・ブラックに、アンナは乱舞する。
「な、何これ…!中でど、どうなってんのー!?ああん!ヤバいっ!!」
その常識では考えられないような動きに、オモチャ好きなアンナは恐怖するどころか悦びに溢れた。スペクタクル・ブラックやローターで遊ばれたアンナは、案の定、夜は寝れなかった。
朝の6時にようやくそろそろ終わりなするかとなり、修の横で添い寝するようにグッタリしながらアンナはスペクタクル・ブラックを手に持ちウットリとしながら言った。
「ねぇ、修ぅ…、これ、ちょうだい?」
修はニヤッと笑って答えた。
「いいよ?」
と。
以来、アンナはスペクタクル・ブラックを愛用するのであった。