投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

麻薬
【女性向け 官能小説】

麻薬の最初へ 麻薬 0 麻薬 2 麻薬の最後へ

麻薬 Scene1-1

私、高原沙希。23歳。普通のOLで、営業をしてる。雑貨関係の商社で、毎日忙しい。
私は会社が好きだ。仕事も楽しい。回りの皆も好き。そして……
あいつがいる。
だから私は今日も念入りにメイクして、出社する。


「んっ……あ、ダメ……あんっあんっ」
「声出すなよ、誰か来たらどーすんの」
「あっ…もう…こんなとこでしなきゃいいじゃな……あああっ!!」
私は、早朝から男に貫かれている。しかも場所は、会社のビルのトイレだ。
このフロアは会議室しかないので、朝から誰か来ることはない……でも、あまり大声は出せない。それがたまらなくスリリングで、私の快感は増長するばかりだ。
「だ、ダメっ……いっちゃう……んんっいくぅ…!」
バックから激しく突かれて私の下の口からは、ぐちゅぐちゅ、ぬぷっぬぷっ…とイヤラシイ音と愛液を飛び散らせてる。
「イクの?もう?やらしいな、朝からもう2回もイッて……うあっ…」
きゅっと締め付ける。
「んっ、俺もイク……出すよ!!」
「あっ!んっ!イッちゃうっ!!」
ぱんぱんぱん!!!
激しく肌のぶつかる音が響いて、私とあいつは同時にイッた。私の中に、熱い精液が注がれた。


私とアイツー森下大輔は、同じ営業部の同期だ。
何人かいる同期の中で、特に仲がいい。こうゆう関係だ、というだけでなく、私たちは気が合った。
「こうゆう関係」になったのは、簡単だった。
酔った大輔が、私を誘った。私はそれに応じた。それだけだ。
所謂、彼氏彼女の関係ではない。ただのセフレに過ぎない。
少なくとも、きっと大輔にとっては……
乱れたスーツを整えながら、大輔が私にキスをくれた。
「やっぱ、沙希は最高だな。俺に合うわ」
ネクタイを直してやりながら、私はギロリと大輔を睨む。
「誰かと比較しないでよね。どうせ、昨日の合コンでお持ち帰りでもしたんでしょ。イマイチだったから、こんな朝っぱらから…」
「いーじゃん。沙希だって喜んでたくせに」
と言いながら、シャツの上からまだ敏感なままの突起を撫でる。
「なあ、今日うち来いよ。どーせ、打ち合わせで遅くなんだろ」
「ムリ」
「なんでだよー」
大輔がむくれる。その顔はまるで子供だ。
「もうしたじゃない。夜もしたいの?」
「うん」
「バカじゃないの。大輔、何歳よ」
「24」
「性欲バリバリの時期は過ぎたと思うけど」
「俺の身体はいつまでも、高校生だ」
「とにかく今日はダメ。また今度行くから」
もう一度断ると、大輔はちぇっと呟いてトイレの個室のドアを開けた。
先に大輔が事務所に戻る。同時に戻ると怪しまれてしまうかもしれないからだ。(しかも早朝だし)
私は一人トイレに残ってメイク直しを始めた。
鏡に写る私の顔。
美人じゃないけど、悪くもないと思う。大輔は私のぽってりした唇が好きだ、とフェラチオしてる時に言ってくれた。
その唇は、せっかく綺麗にラインを引いてグロスを塗ったのに、彼のキスが激しくて取れていた。
唇を触る。キスを思い出す。切なくなると同時に体の奥からトロリとイヤラシイ液体が零れた。
私のか、大輔のかはわからない。
さっき、2回もイッたばかりなのに。
さっき、性欲旺盛な大輔を笑ったばかりなのに。
本当は私が一番いやらしい。
もうこんなに、大輔が欲しい。
私を愛して。
からだだけじゃなくて、わたしを………


私は営業職なので、もちろん外回りをする。
今日はうちが卸すインド綿を気に入ってくれているショップに行った。ここはカフェも併設していて、すごく落ち着く。
「こんにちわ〜」
「あ、高原さん。いらっしゃいませ」
すっかり顔なじみになった店員の野村さんが出迎えてくれた。
「外は暑いでしょう。冷たいの飲んでって下さい」
「ありがとうございます。そのつもりで来ました」
野村さんと笑い合う。
野村さんは、私をいつもの席に案内してくれた後、アイスティーを用意しにキッチンに引っ込んだ。


麻薬の最初へ 麻薬 0 麻薬 2 麻薬の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前