第十六章 獣の味-3
「初めてだから当然ですよ、それに・・・」
手がバストに伸びた。
「そのぎこちなさが、僕は凄く嬉しいんだ・・・」
「あんっ・・・」
乳首に感じる刺激に私は声を漏らした。
(そ、そう・・・)
この人、上手なんです。
強制する訳でもないのに、優しい言葉使いと愛撫で誘導していく。
「イキそうで、さっきから我慢してたんですよ」
「あっ・・・あんっ・・あんっ・・・」
両手で包むように揉み始める。
(ど、どう・・・して・・・?)
こんなに、感じるのかしら。
「美しい・・・本当に綺麗だ・・・」
「あっ・・・ん・・・・」
(そ、そう・・・・)
心をくすぐるの。
「いいオッパイだ・・・
柔らかくて、弾力もある・・・」
「あふぅ・・・んっんっんっ・・・」
女って、言葉に弱い。
見え透いたお世辞でも誉められると、凄く嬉しいんです。
「最高だよ・・・映見さん・・・」
「ああっー・・・ああっ・・ああっ・・・」
優しい囁きとは裏腹に愛撫は強さを増していく。
私はペニスに頬を押し付け、声を漏らすしか出来なかった。