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Sorcery doll (ソーサリー・ドール)
【ファンタジー 官能小説】

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蛇神祭祀書-1

女伯爵シャンリーのしなやかな指先が、自ら股間の肉のわれめをなぞり、やがて小さな肉粒を刺激し始める。
牝の肉欲を疎ましく思いながらも、指先の動きを我慢できずに続けるたびに、透明な蜜が奥からじわりと溢れ出す。
バーデルの都にある伯爵の館の寝室で、昼間から全裸になったシャンリーが、ベッドの上に仰向けに寝そべり、自慰をしている。
シャンリーが柔らかくも弾力のある乳肉を、しなやかな指を食い込ませて揉みしだく。ふたつのわななくまろやかな乳丘が揉まれるたびに、痛いほど小粒の淡い色づいた乳首が、芯を持ったように尖って疼く。
乳暈はたっぷりとした乳丘にふわりと広がり、肉感的な艶かしさを感じさせる。シャンリーが繊細でしなやかな指先を舐め、唾液のついた指先で乳暈をなぞり、ぴくっと小さく身を震わせる。淡い色づきの乳首と乳暈も、かなり敏感になっている。
声を殺して、股間の牝花の実に刺激を続けていると、腰が淫らにうねり始める。くちゅ、ぬちゅ、と湿った卑猥な水音が鳴り始める。牝花の実だけでは物足りなくなったのか、熱をおびた濡れ肉に指先を沈め、肉洞の感じやすい肉壁を探り当てる。指先をくいっと曲げ臍側の部分を擦ると、淫らなあえぎ声を抑えきれなくなる。

寝室の扉がわずかに開いていることに、シャンリーは気がついている。寝室の前てぺたりと座り込んでしまっている少女のメイドは、美しい女主人の淫らな行為から目が離せない。彼女は自慰をしたことがなく、まだ生娘なのだった。
寝室の清掃に来るのがわかっていて、シャンリーは扉をわずかに開いておいたのである。
メイド服の上からふくらみ始めた乳房を揉み、見てはいけないものを見ていると思いながらも、憧れの女主人の痴態に腰の力が抜けてしまい座り込んでいた。涙目で自らの口を手で塞いでいる。スカートの中の下着の股間のあたりは、しっとりと湿り気を帯びていた。
ベッドの上のシャンリーが弓なりに身を反らせて、指先の動きを止めてびくっ、びくっ、と痙攣する姿を見て、少女は両手とスカートの上から、股間を押さえてようやく目線を外し、真っ赤に顔を赤らめながらうつむいて震えていた。

全裸のままベッドからゆっくりと降りたシャンリーは、扉を開き、しゃがみ込んで震えているメイドの少女エステルを、妖艶な微笑を浮かべ見下ろしていた。

「いらっしゃい、エステル。貴女にも悦びを教えてあげる」

華奢な二の腕をシャンリーにつかまれ、まだ牝の美しさよりも、白い花のように清楚な趣きとあどけなさの残る少女エステルは寝室に連れ込まれ、寝室の扉がゆっくりと閉ざされた。

シャンリーに抱きしめられ、シャンリーの腕の中で、まだ震えている少女エスエルの背が撫でられる。
妖艶な微笑を浮かべたまま、シャンリーは目を細めると、エステルの唇を奪う。柔らかいシャンリーの唇の感触。少女エステルにとっての初めてのキス。
エステルの頬に涙の粒がこぼれる。唇を離したシャンリーは、指先でエステルの目元をすっと拭い、頬を撫でた。

「瞳を閉じなさい」

エステルが顔を上げ目を閉じると、シャンリーは再び唇を奪う。舌先と舌先が触れ合うと、エステルは痺れたような快感に頭の中は真っ白になってしまった。
涙が止まらない。シャンリーの舌先がエステルの口内を味わうように動いて、キスの快感は、うぶなエステルをすでに欲情に酔わせるには充分だった。

「ん……ふぁっ……シャンリー様」

何かを言おうとするエステルの唇に人差し指を立て、シャンリーは微笑を浮かべたまま黙らせる。
そしてエステルのほっそりとした首すじに、唇を這わせながら、まだ発育しきっていない胸のふくらみをメイド服の上から、揉みまわす。

「あ……う……んんっ!」

さらにスカートの上から、きゅっと弛みなく上がったお尻を両手でつかまれて揉まれる。エステルの顔に、シャンリーのたっぷりとした乳丘が密着して、柔らかさと心地よい弾力、そして、自慰のあとのまたしっとりと汗ばんだシャンリーの肌は、ほんのりと甘い匂いがする。
エステルはシャンリーに愛撫されて、自分で揉むのはちがう、ぞくぞくと背筋を這い上がるような興奮と快感があることを知った。

シャンリーのしなやかな手で、そっとフリルのついたカチューシャを外され、肩にかからない長さのさらりとした髪が撫でられると、指先がエステルの耳にふれた。ぴくっとエステルが反応すると、シャンリーはエステルの耳にふっと息を吹きかけた。くすぐったさの中にも、ぞくっとした快感がある。

「あら、貴女は耳も敏感なのね」

シャンリーのしなやかな指先で、するりと胸元の赤い紐のリボンをほどかれ、すっと引かれると、足元にはらりと落とされる。そして、またシャンリーに抱擁され、目を閉じた長いキスのあとで、エステルが気がつくと、肩や裾にフリルがついた純白のエプロンの、腰のあたりのリボン結びの結び目が、きれいにほどかれていた。

「貴女も裸になりなさい。脱いだものはあそこの上にまとめておけばいいわ」

シャンリーがソファーを指さす。自分の服をそんな良いところに置かせてもらってもいいものか、エステルがためらっていると、シャンリーに急かされた。
床に落ちたカチューシャやリボンをエステルは拾い、エプロンと黒色の肩のふわりとふくらんだワンピースを脱ぐ。
黒い靴。膝より少し上の腿のあたりある長い黒い靴下。エステルの恥らいから淡く色づいた白い肌が、黒色との対比で際立って見えた。使用人には、下着の着用は認められていない。

「さあ、靴を脱いでこっちにいらっしゃい。ねぇ、エステル、私の背中をほぐしてくれる?」

「はい、シャンリー様。失礼致します」

シャンリーはベッドに先にうつ伏せになり、目を閉じたまま、気だるそうな、甘えるような口調で声をかけた。
ベッドにそっと上がったエステルに、自分の腰の上へ跨がるように指示する。

「ふふっ、貴女、軽いわね」


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