投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

玉子焼き
【純愛 恋愛小説】

玉子焼きの最初へ 玉子焼き 6 玉子焼き 8 玉子焼きの最後へ

玉子焼きリターンズ-4

翌朝。


「結局寝れなかった…。」

重たい目をごしごしと擦り、クマを必死にメイクで隠そうとする。

「こんなんじゃ顔すら見せられないよ〜」


30分ほどかけて、ようやく顔も心も落ち着いたところで予想外な出来事が。

「此華ー、お客さんだぞー」

「ったく、こんな朝から一体誰…?」

内心ちょっと怒りながらも勢いよくドアを開ける。

「はい、どちら様ッッ…」

ゴン。

「し…下にいるよぉ…。」

「きゃー!!鷹端くん大丈夫!?」

「ドアって顔面直撃するもんなのか…」

「とッ…とりあえず何の用?」

「昨日のお礼に一緒に学校に行こうかと。」

「…マジ?」

「ダメ…?」

伝家の宝刀、子犬の目で見つめる鷹端くん。

「やッ…ちょッ…あ、ハイ…」



鷹端くんと一緒に学校に行くことになってドキドキする私。
あぁー、どうしよ…。やっぱり告白するべきですかね神様?でもなぁ一日しか会ってないしなぁー。でも好きなことには変わりはないわけで…。ええい!!先手必勝!!

「鷹端くんッッ!!」

「おぉ!?」

予想外の大声で体を震わせる鷹端くん。

「あのッ…その…付き合って頂けたらなぁ…なんて…思っちゃったような気がして…」

コレって告白なのか…?

「ぇ…ぁ…ハイ…」

↑此華の幻聴↑


「マジ!?やったぁぁ神様ぁぁ!!」

「え?あ、え?……まぁ、いいか」

↑本物の鷹端くん




こうして付き合いが始まったわけ。
最初のほうは滄が理解出来なかったらしく大変だったけどね!今となってはおしどり夫婦(?)うぉぉーぅ、私には滄しかいないよぉー。


玉子焼きの最初へ 玉子焼き 6 玉子焼き 8 玉子焼きの最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前