背信の美少女-11
じっくり観察した後、さらに沙織を辱める田中。
「ん?クンクン…。倉田、オマエ、もしかしてオマンコ、臭いのか?」
「えっ…!?」
ドキッとした沙織。今まで修に臭いと言われた事はなかった。が、修はいつもエッチな匂いがすると言っていた。それがもしかしたら自分を労わる言葉だったんじゃないかと不安になった。
「クンクン、クンクン」
田中が鼻を寄せ匂いを嗅いできた。
「嫌っ…!」
嫌がる沙織を逃さない。匂いを嗅いだ後、田中はニヤーッとしながら言った。
「倉田、オマエ、可愛い顔してオマンコ、臭いんだな!」
「えっ…!?」
臭いとはっきり言われたのは初めてだ。
「何でえげつない匂いするんだ、倉田のマンコは!臭っさ…!!」
鼻を摘む田中。
「えっ…!?(私のアソコって…臭いの…!?)」
沙織は大きなショックを受けた。田中が鼻を摘む姿を見て頭が真っ白になる。
「彼氏に言われないか?マンコ臭いって?」
「言われた事、ないです…。ただエッチな匂いかするって…」
「倉田の彼氏は優しいんだなぁ。臭いと言わずにエッチな匂いって言ってくれてんのか。いやー、優しい。だってこんな匂い、誰が嗅いでも臭いぞ?」
「そ、そんな…」
自分の性器が臭い…、衝撃の事実を思い知らされた沙織は呆然とした。
(私のアソコって臭いんだ…。そんなに臭いのを高梨さん、いつも嫌な顔もせずに舐めてくれてたんだ…。ごめんなさい高梨さん…、ごめんなさい…)
臭い匂いを臭いと言わずに舐めてくれてたことへの謝罪をではない。それ程自分を傷つけないよう守ってくれるぐらいに愛してくれているのに田中とこんな事をしようとしている自分への謝罪だ。だが後戻りは出来ない。沙織は胸に痛みを抱えながら田中の恥辱に耐える。
「ひゃっっ…!」
匂いを責められショックを受けていた沙織の性器を田中が舐めて来た。
「ペロッ、ペロッ…、フフフ、オシッコ臭いな…」
「え…お、オシッコ…?」
これも初めて言われた事だった。
「でもまぁこれは仕方ない。若い子は大抵オシッコの味がするからな。昔の人は良く言ったもんだわ。ションベン臭いガキってな。きっとそれが由来なんだろ。」
ションベン臭いガキ…、自分がそう言われたような気がした。沙織はまた修に対して申し訳なく感じてしまう。ションベン臭いと言いながらもペロペロ舐めて来る田中に、なら舐めなきゃいいのに…、そう思った。