セックスに溺れる人たち-5
雅美は男性達に言った。
「緒上さんは、このように仰っています、そのときには彼女に優しくしてくださいね。
当然、彼女だけでなく、他の女性にもお願いします」
「当然ですよ、緒上さん、そのときにはお任せください」
そう言ったのは柳丸だったが、他の男性も頷いていた。
雅美は言葉を続ける。
「これで、最後の方になりました、お名前は洋堂将道さんでしたね、お待たせしました」
洋堂と言われた男性は落ち着いた感じの男性だった。
「とうとう私が最後になりましたね、男としては当然に賛成でしょう。
それに一つ私からのアイディアがあります、雅美さん」
「はい、アイディアといいますと、何でしょうか?」
雅美はテーブルの端に坐ってじっと皆の話に耳を傾けていた男性が気になっていた。
「はい、皆さんの全員の方が賛成とは、正直に驚きましたが、私も大賛成です。
とくに、女性が賛成されて私としてもとても嬉しいです。
さて、善は急げと言いますよね、良い機会ですから今からしませんか?」
落ち着き払ったこの人の言葉に誰もが聞き耳を立てていた。
「あの、洋堂さん、そのこととは何でしょうか?」
雅美は彼に聞いた。
「はい、女性を含めて全員の賛成が得られました。
今、皆さんの前には異性がいますよね。
そのカップルさんに、皆さんの前でセックスをしてもらいます、それで……」
皆は、彼が何を言おうとしているのか黙って聞いていた。
「はい、それでその交わっているところを見ながら一首詠むのです。
後で、それを詠んだ人にその気持ちを言って貰ったらどうでしょう」
「なるほど、それは良いアイディアですね」
誰ともなく、そういうと拍手が起こった。
「皆さん、賛同されたようなので、それでよろしいですよね」
「はい、それで決まりですね」
再び拍手が 起こり、話は決まった。
会員が対面している異性をお互いを改めて見つめていた。
誰もが、たまたま座ったその席が、セックスの相手をすることに興奮していた。
「では、どのカップルからしていただきましょうか?」
「あの、私で良ければ、緒上美智子さんと……よろしいですよね、緒上さん」
そう言ったのは元ルポライターの柳丸隆之介だった。
「あ、はい……わたくしですか……」
夫が銀行員だと言う緒上美智子は、顔を赤くしていた。
「はい、どうせ皆さんも同じことをするんですよ、勇気を持って、緒上さん」
目の前にいる柳丸を見つめて、美智子は心に決めた。
(わたくしはここに来る時から、そういう覚悟を決めていたのよね、
お相手をしてくれるこの方と乱れて、久しぶりに女を感じてみようかしら。
女を作っている夫にだけ良い思いをさせることは耐えられないわ……)
そう思ったときから、美智子の身体は熱くなり、
女の部分は濡れ始めていた。
ここでは、誰よりも清楚で美しい美智子に男性達の熱い目が注がれていた。
「はい、分りました柳丸さん、よろしくお願いいたします」
「おまかせください、美智子さん」
さきほどから柳丸は、この美しい人を抱けると思うとペニスは異様に勃起していた。