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ヤクトリの女
【熟女/人妻 官能小説】

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監視部屋-2

また、部下達に対しても自分が課長失格と思える程の申し訳無さを感じる。

(始まりは自分の意志で無かったとは言え、最後は悦んで快感を受け入れた…)
(顔に精液を受け、言われるままに精液を飲み込んだ…)
(そして、まだ足りないとばかりに射精後のあの男の性器を舐め廻した…)

真理子は自らを恥じ、更に赤面する。そして、銀三が別れ際に言った言葉が思い出される。

(自分の女だって…)
(何言ってるの、私既婚者なのよ。)
(でも四日に一度抱かれに行かなければならない…)
(通い妻みたいだわ…)

と銀三と会う事を思うと顔が火照り、目が潤んで来た。真理子は慌てて顔を振り、

(しっかりして、ここは職場よ!)
(半グレとツープッシュの摘発に全力を挙げなきゃ!)

と顔を両手でパンパン頬を叩くとパソコンの電源を入れ、パスワードを打ち込む。電車で内偵中の部下からの報告確認しての書類作成等、溜まったデスクトップワークが山程有る。今日も夜遅くなるだろうと真理子は覚悟した。


 銀三がコンビニから帰って、暫くするとイチが管理人室にやって来た。両手に機材やコードなどが入った大きめバックを持っている。

早速監視カメラを設置すると言うので、銀三も屋上に上がり念の為、元喫茶店の拠点から人が出た時は見つから無い様にイチに知らせた。

監視カメラ自体の設置はさほど掛からなかった、エアコンの室外機を覆う防風柵に固定して拠点が見える様に角度を調整する。

銀三も一緒に見てみる、鮮明に元喫茶店の入り口が映る。カメラの映像と電源用の二本組のコードを管理人室まで引くのが結構時間が掛かった。

コードを屋上に風などで動かない様に固定してビル壁を伝わらせて管理人室のエアコンの配管の所を通して四畳半の奥の部屋のレコーダーに繋ぎ、レコーダーとモニターを接続する。

イチは流石本職らしく手際が良く、銀三の仕事前に作業を終え、一緒にコンビニから買って来たペットボトルのお茶を飲んだ。一緒にお茶とお茶菓子を飲食しながらモニターを観察する。

出入りする人物の顔まで鮮明に判る。イチから録画用のsdカードを5、6枚貰い交換方法を教わり、モニターとレコーダーの操作方法も聞く。

モニターの画面を録画した物に切り替え、早送り等で確認するやり方も教えて貰った。

「sdカードを渡したら向こうはパソコンなどに取り込む筈だ。」
「終わったsdカードは返して貰えば十分今有る分で足りるよ。」

とイチが言う。銀三が頷きながら、

「了解。」
「問題は、早く結果が出ねぇとここ来月は使えねぇからな。」

と答える。イチも、

「取り壊すだっけ?」
「余り時間無いね。」

と相槌を打つ。銀三が確認する様に、

「リュウには、この事言って無ぇな?」

とイチに聞くとイチは真顔で頷き、

「言って無いよ。」

とはっきりと答える。銀三も頷き、

「リュウは口が軽い。」
「迂闊な一言が、俺やイチの身に危険が及ぶ事になる。」

と確認する様に言う。イチも真剣な表情で頷く。銀三が雰囲気を変える様に、

「ヤクトリは拠点と言うんだと。」
「あの茶店みたいなアジトの事を。」
「リュウは何か言って無かったか、拠点の事で?」

と聞くとイチは面白がり、

「へぇー、拠点かぁ。」
「リュウの話じゃ、あの拠点には在庫のツープッシュは無いらしい。」
「午前中に配達に来るらしいよ。必要な分だけ渡すと言ってた。」
「一緒に売上を回収するって。」

と言う。銀三は考え込み、

「そいつはヤクトリの連中には役に立つ情報ってヤツじゃねぇか?」
「半グレの拠点が何個か有るとヤクトリは思ってるみたいだ。」
「その配達のヤツ、他の所も回るんじゃねぇか?」

と話す。イチは頷き、

「うん、そうだね。しかもその配達の人間追えば本部みたいな所分かったりするかもね。」
「ヤクトリは、拠点複数有ると思っているのか。」
「そうかも知れないね、サツに踏み込まれても一網打尽にならない様に分かれて活動してるのかな。」

と言うと間を置き、銀三を見て

「言いたく無いなら良いんだけど。」
「銀さん、あのヤクトリとエッチしたの?」

と意味有り気に笑う。銀三も笑い、

「イチ内緒だぞ、ヤった。」
「二、三度な。」

と返すとイチは頷き、

「そうじゃ無いかと思った。」
「慎重でサツ嫌いな銀さんが、ヤクトリの人間に相談持ち掛けたと聞いてピンと来た。」

と微笑む。イチは銀三が巨大な道具の持ち主だと知っていた。かなり前だが、銀三が痴漢した女をトイレに連れ込んでヤっていたのを仲間と見張った事がある。

その時にチラッと見た銀三のイチモツは、イチもお目に掛かった事が無い位のデカチンだった。あの時の女は、銀三のイチモツのせいか結構大きなよがり声を上げイチ達は冷や冷やしたものだった。

イチの知る限り、獲物からエッチまで発展したのはあの女以来だと思った。エッチまでいく獲物なんて滅多に無いし、イチは経験が無かった。

あのヤクトリの女を最初に銀三が痴漢した時も、かなり過激だったがあんな事も滅多に無い。あれは、ツープッシュの効果だとイチは知っていたが知らない仲間はヤクトリの女の反応に驚いていた。

イチは、銀三がたまに風俗に行っていると聞いていた。あんなに立派な物を持っているのに女がいないのは勿体無いと思ったが銀三に言った事は無い。銀三はプライベートな事に踏み込まれる事は嫌うし、他人にも干渉しないと知っているからだ。


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