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ヤクトリの女
【熟女/人妻 官能小説】

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混乱-2

騒ぎになれば、続けるのは無理になる。そう思っていると右の方から人が集団でやって来る。

(糞!)
(一旦止めるか。)

と思って両手を腰に戻す。するとぞろぞろ歩いて来た集団は、銀三達の所で留まり出口扉に位置取りした。結構な人数に7、8人は居そうだ。チラッと自分達の近くに来た連中を見て驚いた。

イチ達だった。今日集まったメンバー全員来ていた。各々の新聞紙や紙袋などを持っていた。ホームの売店で買えるものばかりだ。

(この車両に乗っていたのか。)
(いつの間にか紙袋まで買って。)

などと思っているとイチが頷く。そして女に視線をやる。銀三は口を真一文字にして、

(サポートに来たのか。)
(あれほど、忠告したのに。)

と思ったが、嬉しかったのも事実だ。イチ達は、小声で雑談始めた。銀三が出す音や女の声を消す為だ。女のすぐ側の座席はいつの間にか空いていたと見え仲間の一人が座っている。

イチは、その仲間に話し掛ける風を装い持っていた紙袋を胸位に掲げて座席の掴まり棒を持っていた。イチは、紙袋と自分の体でかなりの死角を作り銀三と女を隠していた。

銀三の後ろと右横は、メンバーが思い思いの格好で五月蠅く無い程度の会話をして完全に隠していた。銀三は、メンバー達を見て軽く分かるか分からない程度の会釈をする。

そして銀三は、再び女の尻の割れ目を擦り出す。スピードを段々と上げて行くと女は、下向きになった頭を左右に振り出した。

真理子は、股間を擦られ尋常では無い刺激が、快感が下半身を襲うのに必死に抗っていた。ツープッシュの効能であろう、真理子の性器は熱を帯び、ジンジンと膣奥から振動が湧き上がっていた。

男に擦られるとその振動は逆に膣奥に響く様に向かって行き、強い快感をもたらした。口を必死に閉じ声を出さない様にする事に精一杯になる。男が擦るスピードを上げていく。

膣奥に伝わる快感が波のように押し寄せ、我慢出来ない高まりが沸き起こる。

(これ以上は駄目!)
(駄目、駄目だよ…)
(あぁ、もう、もう…)

と真理子は耐え切れなくなり、思わず左手を扉横の掴まり棒から離し後ろに回して男の手を止めようと掴んだ。だが、男は構わず真理子に手を掴まれたまま上下に股間を擦る。

真理子は、身体をビクンビクン震わせ果てて崩れ落ちそうになる。それを両脇を支えられているのを感じ少し後ろを見ると男が真理子の脇に両腕を差し込み支えていた。

銀三は、女が我慢出来ずに絶頂したのを確認した。そして女が下に落ちそうになり慌てて体を支えてやる。すぐにイチが顔を寄せ、右を向き視線をやる。銀三は頷き、

(女を扉の真ん中に置けか。)
(相変わらず、イチは気が利くな。)

と理解し、支えていた女を右に扉の中央に来る様に移動させる。女は、ぐったり気味で抵抗しない。イチは、目配せで新入りのメンバーを女を移動させ空いた扉の左に配置した。

そして自分がその後ろに付く、これで銀三と女は、メンバー達に囲まれる状況になった。銀三もそれより小さい女も上背に勝る男達に囲まれると全然見えなくなる。

真理子は、自分が痴漢で絶頂させられた事が信じられなかった。

(痴漢されて逝く何て!)
(しかも電車の中で!)

と驚きと屈辱感で一杯になる。薬物を使われた上での事とは言えショックだった。果てた余韻は続き身体は震えていて、息は荒かったが周りの男達の話し声にかき消されていた。

真理子は逝った為かツープッシュの影響か頭がはっきりしていなかったが、周りの男達が真理子の後ろの男の行為に気付かない筈は無いと思った。むしろ、自分と男を取り囲み周囲から隠していると囮捜査の経験から分かっていた。

(この連中も痴漢なんだわ…)
(痴漢グループは痴漢行為を仲間の為に隠そうとする。)

と思った。そして自分がすっかり痴漢グループの掌中に有ると愕然とする。真理子はまなじりを決して、

(この連中も一緒に逮捕してやるわ!)

と気持ちが早るが身体がガクガクしていた。久々の絶頂は腰まで来ている様だ。こんな感覚はいつ以来なのか思い出せ無い程、久しぶりだ。

夫婦生活は、子供も居る事も有りほとんど夫の性欲を満たす為短時間でそそくさと済ませていた。まともな前戯など無かったし、絶頂なんて忘れる位昔の事だ。

(今、そんな事考えては駄目!)
(この連中を検挙するのよ!)

と真理子は自分に言い聞かせる。そう思った矢先、体を扉に押し付けられる。電車がスピードを落とし駅に停車した。真理子は振り向こうとしたが固定された様に動かない。

男は、後ろから真理子の股間を再び触っていく。真理子はさせまいと後ろに左手を伸ばすがその手を背中に固定される。男の手が真理子の下腹部の下辺りに伸びて来る。

(何をするつもりなの?)

と真理子は不安に駆られる。電車が駅に停車した事で一旦下車して逃れる事も頭に浮かんだ。迷っていると、男が真理子のパンツの前まさぐり何とファスナーを降ろし始めた。

真理子は驚き慌てて、男の手をどかそうとするが男は強引にファスナーを下まで降ろして、中に右手を入れて来た。思わず叫びそうになる口を右手で塞いだ。

叫んで周りに助けを求める事も頭に浮かんだが、ヤクトリの捜査官が民間人に助けを求めたと鉄道公安課から嘲笑されるのも嫌だった。

そして、周りの乗客達に自分のパンツに男から手を突っ込まれているのを見られる事は恥ずかしく耐えられないとも思った。


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