１４）三者の心の中-2
身長はあるけれど華奢なイメージの雄一からは想像も出来ない様な逞しいモノが、上に向かってそそり立っている。
もちろん、男性のソレは大きければ良いというものでは無い、という事ぐらいは、知識としては知っているつもりだ。
それでも、雄一のソレ… おちんちん を見た時、ゆうこの頭の中には『 逞しい 』という言葉が浮かんで、完全に気持ちが奪われてしまった。
そして、雄一の方はと言うと、もちろん股間を隠そうともせずに、むしろ誇らしげに（少なくとも、ゆうこには、そう見えた）、おちんちんを揺すりながら歩いて来る。
正面から見ても、やはり 大きい 太い 。でも、それだけではなかった。その先端では、更に太くふくらんだ亀頭が立派に揺れている。
こんなに大きいの、わたしの１５年も使っていないなまくらなおまんこで、相手になるの…？
あまりの逞しさに心を奪われているのに、心の中では不安になっている。
とても矛盾しているけれど、この気持ちはどうしようも無かった。
そして、もう恥ずかしがっている場合ではない、という事も同時に分かっていた。なまくらでも無毛でも、ここを使ってもらうしかないのだから。
違う… わたしが使ってほしいんだ… 雄一くんのおちんちんがほしくてたまらないんだ…
ゆうこは気持ちを吹っ切って、胸と股間を隠している両手を外した。
ばんっ！
大きく太った巨乳なので、重さのバランスを取る為に無意識に胸を張ってしまい、ますます巨乳が強調される。
少し下を向いてはいるが、まだまだしぼんではいないし、張りも十分に残っている。
色白の肌に、白人の様な広めの乳暈が淡い色で薄く拡がり、その中心には小豆くらいの小粒な乳首が張り詰めた様に付いている。
そして、やはりバランスを取る為に、脚も肩幅に開いて踏ん張っていた。だから、無毛の股間とそこに縦に刻まれたミゾが、雄一からもはっきりと見えていた。
全体的には ぽっちゃり している事は否定できないけれど、太っている、程では無い。
確かに、お腹周りには脂肪が浮いていて くびれ があるとは言えないが、むしろ軟らかそうで抱き心地と抱かれ心地が良さそうな身体だ。
太ももの感じも、やはり ふっくら としていて、こちらも軟らかそうである。
それに、何と言っても髪を下ろした顔が若い。身体はレベルが高いとは言え、巨乳が取り柄の、あくまでも『おばさん』レベルでの話である。だから顔の若さとはギャップがあった。ゆうこだと気が付いてからでも、雄一には３０代前半の顔にしか見えない。その前提でも可愛い系の美人である。ゆうこが元モデルだとは知らない雄一から見ても、やはり顔のレベルはかなり高い。
それに、やっぱり、何と言っても、あの胸…
「 すごいなあ… 服の上からだけでもすごかったけど、実際に生で見ると色も形もきれいだし、少し垂れてるのも、かえって、いやらしくてそそられるなあ… 」
今までにセックスの相手をしてきた何人ものアラサーアラフォーおばさん達の胸が、薄っぺらく雄一の頭の中から消し飛んでいく。
そして、もうすぐ… いや本当に間も無く、あの見事な巨乳をこの手でつかむ事が出来る。いや、それだけじゃない、好き勝手に、何をしてもいいんだ…
そう考えると、雄一はうれしくて堪らなかった。自分が人生の成功者になった様な錯覚をしてしまいそうだ。
でも… と、雄一は少し冷静になって考える。
「 ぼくは、あくまでも、ゆうこさんがしてほしいから（やむを得ず）相手をしてあげるだけ 」
この立ち位置を、絶対に間違えない様にしないといけないし、ゆうこに対しても、自分がそう思っている様にふるまわないといけないのだ。
「 この姿勢さえ崩さなければ、これから２週間、ぼくはこのすごい身体を思い通りに好き放題に楽しむ事が出来るはずだ 」
雄一は、そう直感すると、急に心の奥から力がみなぎってきた。
仮に２週間、ぶっ通しでセックスをしても有り余る程の力だ。
下半身が… おちんちんが更にみなぎり、硬さと大きさを増して反り返る。
「 だから、今はまだ、ぼくからは行かない様にしよう。 あくまでも、ゆうこさんから仕掛けさせないと 」
自分は「 相手をしてあげる 」だけなのだから、と、雄一は心に念を押した。