経験-8
(これが…イク…)
全ての感覚、意識が無になったような一緒だった。女の悦び…沙織は初めて知った。
次の瞬間、再び快感が体に戻る。
「ああん…!ああん…!ああん…!あっ…あっ…!」
快感による拷問が沙織の体に与えられる。
「ハァハァ、沙織…、イケたみたいだね…」
後ろから修にそう言われたが、答える余裕がなかった。変わらずパン!パン!パン!と激しく腰を打ちつけて来る修に沙織は喘ぎ続ける。
「あん…!あん…!あん…!あん…!」
今突っ込んでいる膣が初めてのエクスタシーを迎えたばかりの膣だと思うと興奮するし、心なしかまた一段とキュッと締まりが良くなったような気がする。
「ハァハァ、気持ちいい…、沙織のマンコ…。ハァハァ、ハァハァ」
力が入らない体を修に腰を掴まれ尻を突き出しているだけの沙織。手を離されたらきっとソファに崩れ落ちてしまいそうだった。
(ああん、苦しい…、気持ち良すぎて苦しい…、もうダメ…)
体が壊れてしまいそうなぐらい気持ちいい。バックからの激しい突き上げに揺らされる頭の中はクラクラする。ソファに頬をつけ喘ぎ悶える。
(顔にかけてみるか…)
さっきのお隣さんのセックスも最後は顔射だった。沙織も意識しているだろう。可愛らしい女子高生への顔射…、欲望は止められなかった。
「ハァハァ、沙織、俺もイキそうだ…。沙織、顔にかけるよ?」
「あん…!あん…!あん…!」
微かに聞こえた。だが何となく遠くで聞こえたような言葉に思考回路は働かなかった。
「ああ…、沙織…!」
修はペニスを抜いた。ソファに崩れ落ちる沙織の体。修は沙織の体を強引に仰向けにし、顔の前でペニスをしごく。
「うっ…!」
ペニスをしごく右手に大きな脈打ちを感じた。次の瞬間、勢い良く噴き出た精子が沙織の鼻に、口に、おでこに、次々と降り掛かる。
(ああ、気持ちいい…)
白濁していく沙織の顔を見ながら最高の射精の快感に浸る。数発ぶっかけると射精は収まった。ゆっくりと右手でしごき、残り汁を沙織の顔に垂らす修。
(こんな可愛い女子高生の顔に精子をぶっかけられて、最高だぁ!)
ベッチョリと精子で汚れた沙織の顔を見てニヤけてしまう。
(ああん…、顔が温かい…)
顔に精子がかかった事は何となく分かっていた。
(精子の匂い…)
カビ臭い精子の匂いも、今まで何度か嗅いでいるうちに気になる匂いへと変わっていた。臭いけど、何故か興奮してしまう匂い、沙織の中でそんな存在になっていた。それにさっき、隣の穂花と言う女性も当たり前のように顔にかけられていた為、顔にかけられるのはみんなしている事んだと思った沙織。好きな人なら許せる行為…、そう意識していた。