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妻を他人に
【熟女/人妻 官能小説】

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番外編:Oと麗美とMM号 (2)-4

 いつも涼しげに微笑んでいる麗美が、顔を歪め涎を垂らし、あられもなく股を広げている。
 ああ、麗美が、セックスをしている。
 麗美がセックスをしている。麗美がセックスをしている。麗美がセックスをしている――。

 男に突かれるたびに、彼女の乳房は上下に激しく揺れる。夢にまで見た麗美の乳房。つんと尖った乳首を男に吸われ、お返しに麗美も男の乳首を口に含む。抱きしめ合い、キスをする。私と可愛らしいキスをしたあの唇で、別の男と舌を絡め、唾液を交換している。

 男女の着衣が、床に乱雑に散らばっていた。白地に、薄いピンクと黄色の花柄があしらわれたブラジャーが落ちている。ああ、これは――。その隣に同じ色柄のショーツが、クシャッと丸まり放り捨てられている。あの日の麗美も、このショーツを穿いていたのだろうか。
 私がちらりと覗き見るしかできなかったブラジャーを、麗美は別の男に見せ、触らせ、脱がされた。私が見ることすら叶わなかったブラジャーとお揃いのショーツを、この男は堂々と鑑賞し、撫で回し、脱がせた。麗美のブラジャーとショーツ。麗美とセックスをする男だけが触れることのできる、麗美のブラジャーとショーツ。
 クロッチ部分に、大きな、恥ずかしい染みがついていた。

 麗美が四つん這いにされた。自分から、両手で尻を広げている。ああ、麗美――。
 麗美の股間部分が嫌でも目に飛び込んでくる。生まれて初めて目にする、女性の膣。麗美のまんこ。なんだこれは。汚い。気持ち悪い。貝殻状のびらびらした肉襞がぱっくり開き、中はピンク色に濡れて光っている。これが、こんなものが、このグロい割れ目が、麗美のまんこ。麗美のまんこ。麗美のまんこ。麗美は自分のまんこがどれほど気持ち悪いか知っているのか。こんなものを男に見られて恥ずかしくないのか。ああ、麗美のまんこ。麗美のまんこ。麗美のまんこ。
 私は射精した。麗美のまんこの上方に、申し訳程度に伸びた縮れ毛が揺れていた。

 尻の穴もくっきり見える。
 大きな丸い尻の中心に咲く小さな窄まり。ああ、セックスをすると、女性はこんな恥ずかしい部分まで男に晒さなければならないのか。どんな美しい女性でも、どんな可憐な美少女でも、麗美のような澄まし顔の美人女子大生でも、ひとたび男とセックスするとなれば、自らが毎日大便を排泄している、女性の身体で最も恥ずかしい穴を男に見せないといけないのか。
 恥ずかしくないの、麗美? なぜ自分からお尻の穴を男に見せつけるような格好をしているの? まんこもお尻の穴もひくひくしているよ? そんな広げるから、お尻の穴の皺がぐにって横に伸びちゃっているよ? なんでそんなお尻を揺らしてくねらせているの? ねぇ、恥ずかしくないの?

 男が麗美の尻をがっちり掴み、彼女の膣に陰茎を挿し込んだ。
「ぁぁ……ぁ、ぁぁ…………」
 窓の外にいる私の耳にも彼女の喘ぎ声がかすかに聞こえてきた。
「ぁ……ぁ……ぁ……ぁ……ぁ……ぁ……」
 童貞の私には、麗美と後輩がしている行為が現実のものとは思えない。セクシー女優でもない普通の女が、なぜこんな声を発しているのだろう。女はセックスのときこのような声を上げる演技をしなければならないのだろうか。なぜ?
「ぁ……ぁ……ぁ……ぁ……ぁ……ぁ……ぁ……ぁ……ぁ……ぁ……ぁ……ぁ……」

 頬を染め私と唇を重ねたあの日の麗美と、四つん這いで尻を高く突き出し男のちんぽをまんこに挿し込まれシーツを掴み涎を垂らす麗美が同じ女性とは思えない。
 窓の向こうの麗美が、男にがっちり尻を掴まれたまま、射精を受け止めている。男が腰を乱暴に二度、三度と麗美の尻に打ち付けると、麗美も尻を突き出し、顔を歪ませる。ペニスが引き抜かれると、ぱっくり割れた麗美のまんこが顕になった。何やら泡立った白いカスが陰唇や陰毛にへばりついていた。
 ぐったり崩れ落ち、肩で息をする彼女の姿を見つめながら、私はまた射精した。

 セックスを終えた二人が裸のままおしゃべりをしている。笑ったり、キスしたり、テレビを見たり。ふと麗美が起き上がり、こちらへ近づいてきた。植栽に身を隠す。麗美が窓の外を確認している。股間の薄い茂みが男女の体液に濡れ、毛束となっている様子がはっきり見えた。乳房の先端はつんと勃って上を向いている。
 彼女がカーテンの隙間をぴしゃりと締めたのと同時に、私は三回目の射精をした。
 どうやって家にたどり着いたか覚えていない。帰宅後、今見てきた光景を思い出してはまた何度もオナニーし、文字通り精根尽き果て寝落ちした。翌朝起きたら、床にティッシュの山が散乱していた。

  *


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