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友達の母親は未亡人
【熟女/人妻 官能小説】

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覚醒、欲しがる未亡人 本間佳織F-4

「あ、そういえば母さん、俺、五時頃家出ちゃうから。ちょっと職場の同期が飲みに行こうって誘ってくれて」

「あら、そうなの……」

その瞬間、岳にはわからないだろうが、岳以外の人間の空気感が変わる。
隼人の佳織を見る目が獲物を見るような目付きに変わり…
佳織に嫌われたくないと思う理央は、自身の欲求が抑えられるのかと不安な様子だった。

「いや、それなら僕らも悪いし……岳くんが出るタイミングで帰ろうよ、隼人」

理央が隼人に向かってそわそわとしながら言う。

「そんなこと言わずに、せっかく来てくれたんでゆっくりしてって下さいよ」

岳は、隼人や理央による、佳織への性的な気持ちを知るよしもなく、そんな風に言う。
佳織は何も言うことができなかった。







十七時頃、岳が家を出た時には既に隼人や理央たちは酒を飲み始めていた。
佳織の隣にいた理央は、嫌われたくないとの宣言通り、いくらか酒を飲んでいてもある程度の距離を取りつつ、取り留めのない会話をし続けていた。
隼人がいなくなったあとの仕事の相談や、静岡での近況。
理央はもちろん、佳織とセックスをしたかったが、強引な仕方でのそれは望んでいなかった。
だからこそ、なるべく性的な話を避けていた。

「ちょっと、僕トイレお借りしますね」

「うん、バスルームのドア、開いてると思うんだけどその向かいにあるから」

引き戸を開けて理央が出ていったあと、隼人がクスクスと笑う。

「理央、本当に本間さんに嫌われたくないんだ。いつもなら真っ先に女性にさりげなく触りますよ」

「そんなこと言ってあげないで。武島くんみたいに先輩にセクハラじみたことしないだけでしょう」

佳織は、むっとしながら自分と隼人のグラスに缶ビールを注いで言った。

「理央だって本間さんのことめちゃくちゃにしたいに決まってる、本当は」

「だから……だめ、そんなこと言ったら」

佳織はビールの入ったグラスを口につける。
そんな佳織に鋭い目付きを向けて、隼人は舐めまわすように見た。
佳織は視線を感じて、ちらり、と隼人に目線をずらす。
目が合った瞬間に、ニヤリ、と狡猾な笑みを隼人は浮かべた。
その表情を見て佳織が困惑しているその時、引き戸がゆっくりと開く音がした。

「佐藤くん、グラス空だけど…何飲む?」

佳織は話題を変えようと、リビングの入口に立つ理央に上擦った声で話しかけた。

「あ、僕冷蔵庫あけてもいいですか?チューハイ自分で取りますね」

「うん、ありがとう……」


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