念願の戴・処女-4
恭子にとって生まれて初めてのキス。大事にとっておいたつもりはないが、とうとう好きな男子とその瞬間を迎える時が来た。恭子は目を閉じて一生の思い出になるであろうその瞬間を待つ。
(今瀬とキス…。)
修にとってもとうとう恭子とキスが出来ることに感無量だ。異常なまでに胸がドキドキしている。恭子と一線を越えられなかった事は人生の中で最大の後悔だった。今度の人生はセックスまでやり切ると決めていた。恭子をとうとう自分のモノに出来る喜びが込み上げる。
チュッ…
とうとう唇が触れ合った。その瞬間の高揚感は2人とも言葉では言い表せないぐらいの高まりだった。とうとうキスした…、そんな嬉しさも思い浮かばない。ただ触れ合った唇の感触に2人とも無の気持ちなる。
恭子の鼻息がフワッと顔に降りかかった瞬間、ようやく恭子とキスした実感と喜びを覚えた。それは恭子も同じだった。生まれて初めてのキスは少女に女への階段を登り始める勇気を与える。
(高梨くんとキス…。幸せ…)
ファーストキスを修と経験出来て心から幸せだった。もう自分は修のモノになったような気がした。もう最後までいってもいい…、恭子はそう思った。
(今瀬の処女、いただき♪)
一気に最後まで行ってしまおう、そう思った。お互いの気持ちは一つになった。もはや2人の間に障害はなかった。
30秒ほど唇を密着させたまま動かなかった。
(押し倒しちゃえ。そうすりゃもうオッパイ揉み放題だ♪)
所詮は少年の皮を被った大人だ。これまで恭子に抱いていた清純な想いの殻が破れた。処女を求める狼は甘い牙を剥く。
(あっ…)
ゆっくりと押し倒される恭子。修に身を委ねる。ベッドに背中がつくと、修は恭子の体に覆い被さる。
「今瀬…」
「高梨くん…」
再びキスをしてくる修。頭を揺らしながら興奮を表すキスをした。
「ん…、ん…」
修の背中に手を回し、抱きつく。そして修のキスに必死でついて行く。
(あっ…舌が…)
修の舌が恭子の口の中に入って来た。体が強張る恭子。だが固まっていた舌に修の舌が触れた瞬間、それに応えるかのように舌を絡ませる。
(今瀬の口の中…、美味しいわ…)
恭子がさっきまで飲んでいたレモンティーの味がした。きっと思い出に残るキスになるなと修は思った。
(さて、どこまでやろう。いきなりクンニはやめておこうかな。顔射も口内射精も控えよう。今瀬は転校しないはずだから卒業までたっぷりと時間はあるからな。焦る必要はない。フェラだけはさせよっと。)
初めからハードな事はやめようと思った。初体験はキスした、おっぱい揉んだ、濡れたら入れて、終わった後優しく抱きしめさると言うシンプルな流れでいいと思った。あまりややこしくせず少女を女にする儀式をしてやればいい、そう思った。