投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

re SEXLIFE
【ハーレム 官能小説】

re SEXLIFEの最初へ re SEXLIFE 111 re SEXLIFE 113 re SEXLIFEの最後へ

両想い?-12

球場から出ると、保護者がそれぞれ我が子の戦いを労っていた。修の両親は仕事で来れないのは分かっていたし、寂しくはなかった。1人だけ涙を流さず周りの光景を眺めていた修の元に恭子がやって来た。
「高梨くん…」
恭子はまだ泣いていた。自分のために泣いてくれている恭子が有り難く感じた。
「ごめん…」
ふとそんな言葉が出た。せっかく大きなパワーをくれた恭子に報いる事が出来ず申し訳なく思ったからだ。
「ううん?高梨くん、凄かった。全然負けてなかった。カッコよかった。」
泣きながらそう言ってくれる恭子を抱きしめたくて仕方がなかった。
(恭子ちゃんは負けて悔しくて泣いてたけど、俺は涙が出ない。もしかしたら全てを出し切れなかったのかも…)
全力でやってなかったから涙が出ないのではないかっ自分を疑ってしまう。が、そんな事はなかった。実際修は持てる力を全て出し切っていた。
「ゴメンね、今瀬…」
声援に応えられなかった自分が情けなく感じた。その瞬間、少しだけ涙が溢れた。
「謝る事ないよ…。高梨くん、頑張ってたもん。」
「ありがとう。」
そして監督が全選手の前で最後の言葉を並べたが、修の耳には全く届かなかった。

帰りは恭子と歩いて帰ったが、会話は殆どなかった。
別れ際、恭子が言った。
「高梨くん、今度の日曜日、遊園地行かない?」
「え?あ、うん。」
「じゃ、決まりね!」
「うん。」
「じゃあ…」
「うん。」
恭子は優しい笑みを浮かべて帰って行った。
「励ましてくれてるんだね。ありがとう、恭子ちゃん。」
どう考えてもそうだった。そこまで自分に気をかけてくれる恭子に対して思った。
(彼女になってくれたら最高だな…)
と。すっかり純粋な愛情を恭子に持つようになってしまった。ヤル、ヤらないよりも付き合いたい、素直にそう思った修であった。

が、

恭子はある事を決めていた。
(高梨くんと結ばれたい…)
と。修に対する愛情が溢れすぎて、もう好きであるだけの気持ちでは収まりがつかなくなっていた。

恭子は初めての男として、修を選んだのであった。
(高梨くんに私の初めてを全部貰って欲しい…)
恭子は日曜日、修に処女を捧げる決心をしていたのであった。


re SEXLIFEの最初へ re SEXLIFE 111 re SEXLIFE 113 re SEXLIFEの最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前