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女子中学生 辱めの部室
【学園物 官能小説】

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あの昼下がりに2人になにがあったのか-2

 またもや裸身を晒された。そのからだを、瑞華によって威圧され、嘲られた。男子の浩介の食い入るような視線を裸身に浴び、性器もまじまじと見られた。
 思い起こすだけで赤面し、身震いする。
 それとともに、これまで瑞華たちによって受けた恥辱の数々も、押し寄せるようにフラッシュバックする。
 あの初めの日、無理やり衣服を脱がされて裸にされたうえ、ただでさえごく薄い恥毛を強制脱毛され、女の子の大事なところを完全にツルツルにされたこと。
 処女かどうかをチェックするなどといっていちばん見られたくない部分を検査されたうえ、あわやそこに傘を挿入されそうになったこと。
 全裸でプールサイドまで歩かされ、恥ずかしい部分が丸見えになる準備体操に続いて、裸のまま泳がされたこと。しかも平泳ぎと背泳ぎという、特に恥ずかしい泳ぎ方だった。
 男子の田野茂正の前で下着姿を晒された上、その下着まで剥がされ、一糸まとわぬ姿を隅々まで視姦されたこと。興奮して屹立した茂正のモノを見せつけられた上、その精液を、あやうく彼女の性器に入れられるところだったこと。そんなことをされて妊娠してしまったらという恐怖は、今も彼女の心に爪痕を残している。

 どれ一つを思い出しても、いま裸をまじまじと見られているような羞恥に駆られ、思わず悲鳴をあげそうになる。14歳の少女が背負っていくには、忌まわしすぎる思い出の数々だった。
 一人きりだったら、受けとめきれずにおかしくなってしまうかもしれない。

「恵美ちゃん、私……」
 みさきはこみ上げる気持ちを抑えきれず、泣き出した。

 恵美も、自身が荷担を強要される前に、みさきが受けてきたいじめについては直接には知らない。ただ瑞華が口にしていた言葉を耳にしただけでも、そのおぞましさは推察できた。そして、今のみさきの様子からも、それが彼女にどれだけ深い爪痕を残しているかも窺い知れた。
 瑞華のヤンデレな狂乱ぶりも目の当たりにしており、恵美自身もそのために辱めに巻き込まれている。みさきの受けた恥辱が、その何倍も何十倍ものものだろうことは間違いない。繊細で心優しい彼女には、なおさら過酷なものとして堪えたに違いない。

「私、恥ずかしかった、怖かった……ずっと……」
 涙が堰を切ったように溢れ、みさきはそのまま恵美の胸に泣き縋った。
 今まで誰にも言えないまま、ひとり胸の内に秘めてきた辱めの数々。まだその一つひとつを具体的に話すのは、彼女には躊躇われた。けれども、こうやって親身に受け止めてくれる人に初めてめぐりあえただけでも、大きな救いだった。

 嗚咽が止まらずにいるみさきを見て、恵美はローテーブルの向かい側から、その横に移った。彼女に寄り添うと、優しく背中と肩にそれぞれの手を添えた。
「大丈夫、みさきちゃん……」
 みさきからもからだを寄せ、頬を恵美の胸にうずめた。とめどなく流れる涙が、恵美の制服の胸元を濡らしていく。

 その一方で恵美のうちにもまた、やりきれない思いが渦巻いていた。みさきを擁護したばかりに彼女自身が瑞華たちから受けた辱めは、いくら今日報復を遂げたからといって、今なお晴れやらぬまま胸のうちに渦巻いている。それ以上に、その辱めをもとに脅されたとはいえ、みさきに対するいじめに加担してしまったことを恥じていた。
 みさきを家に呼んだのも、恵美からすれば彼女に深く、心から謝りたいからだった。
「ごめんね、本当にごめんね、みさきちゃん……」

 みさきの可憐な泣き顔を目の当たりにすると、恵美も涙が溢れてきた。こんなかよわい相手をいじめるのに、心ならずとはいえ加担してしまった痛恨が、彼女の心を苛む。
「私も瑞華に脅されたの。それでどうしようもなく……許して……」

 みさきに、恵美を責めるつもりなどまるでなかった。脅されて、仕方なくいじめに加担させられていたのはわかっていたからだ。
 それに、脅しにあいながらも瑞華に逆襲してくれたのだ。そして、勇敢にも一歩も退かなかった。
 たとえみさき自身が瑞華の痴態を撮影することに成功したとしても、刺し違える覚悟であんな態度を貫く勇気なんて、とても出せそうな気がしなかった。

「許すも何も、私を助けてくれたのは恵美ちゃんでしょ。恵美ちゃんがいなかったら、私、……」
 結果として公江たちも瑞華から離反し、瑞華は四面楚歌となって何もできなくなった。
 恵美があんなふうにしてくれなければ苛烈ないじめがいつまで続いていたとも知れない。そんな大恩人以外の何ものでもない。恵美に対しては感謝以外に感じる思いはなかった。

 それなのに、自分を責め続け、涙を流す恵美を見て、みさきのほうもむしろ、同情を感じてしまう。少しは落ち着いた彼女からもまた手を伸ばし、恵美をいたわるように背中や肩を愛撫した。
 それとともにみさきは顔を上げ、恵美と頬を重ねる。少女たちの涙が混じりあっていく。
 互いに癒やし合うように愛撫を重ねるうちに、からだ同士も密着しあっていく。
 みさきの儚げな胸に、それよりかなり豊かな恵美の膨らみが重なる。相手の乳房の感触を、それぞれ制服越しに確かめる2人。しだいに一体感も高まっていった。



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