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友達の母親は未亡人
【熟女/人妻 官能小説】

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覚醒、欲しがる未亡人 本間佳織@-4

この状況と、独り占めしたいと、無理やり佳織の部屋に体を押し込んだときの状況が重なって、脳裏によぎる。

壁に押し付けて、口付けをして、体をまさぐってーー

女に不自由しないはずの理央が、佳織との行為を思い出して、何度一人で果てたか。
特に年上好きというわけではなかったが、夫を亡くし、どこか憂いのある雰囲気の彼女が気になっていた。
それは、静岡支社の武島隼人も同じだった。



ーー佐藤くんこそ、こんなに可愛らしい顔してるのに、いいモノ持ってて、こんなにエッチなこと普段からしてるなんて、あたしも思わなかったよ…?



佳織のそんな台詞を思い返して、思わず勃起してしまいそうになる。
理央はいやらしい回想を払拭して、佳織を部屋へと招き入れた。

思いのほか、飲んでいる最中ある程度の距離を取って話していれば、理央は変なことを考えることはなかった。

自分の欲求を優先して、佳織に嫌われる方が余程嫌だった。
このことを裏返せば、理央にとって佳織はそれ程魅力的だった。
自分が女性から声をかけられることはわかっている。だからこそ、隼人と遊んできた。
だが、佳織は理央の外見ではなく、会えば、仕事ぶりを評価してくれる。
容姿が目立つ理央にとって、子供っぽいキャラクター故ということもあってか、必死で頑張ったとしても、どうしても仕事の評価については他人に見落とされがちだった。
理央と一回りも歳が離れて、さらには亡くなった夫に操を立てているというのなら、佳織は理央の外見など興味はなかったのかもしれない。

だが、仕事に対する承認欲求というものがあるならば、それは彼女に会うと満たされたーーそう言っても過言ではなかった。




「ーーもうそろそろ、帰らなきゃ。ゆっくり休めそう?」

「あ。はい…本間さん、来てくれてありがとう。僕、嬉しかった」

「何言ってるの。約束守るって言ったから」

佳織の切れ長の目尻に、笑ってシワが寄る。
立ち上がり、佳織は茶色のビジネスバッグを肩にかけるとドアの方に向かった。
その後ろ姿を見て、理央は抱きしめたくなった。
だが、理央は触れないと約束したのだ。佳織には嫌われたくなかった。

「ーーあ…そうだ。言っておかなきゃ。あたしこそ、お礼がしたかったの」

くるり、と振り返り、佳織は言う。


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