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島の少女(海女編)
【ロリ 官能小説】

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2)さなの家へ-3


「 は〜い! 」

3人が中に入るのと、返事が返ってくるのとが同時だった。
部屋の向こう側の扉から1人の女性が入ってきた。
にこにこした丸顔。黒髪。
ムームーと言うハワイのワンピースに似た青い服を着ている。ノースリーブで襟ぐりが広く開いていて、ウェストで軽くくびれたスカートが、ゆったりした襞を流しながらふくらはぎの半分くらいまでを隠している。
足元は裸足だった。
この時、雄一は、この島の暖かさと同時に、ゆうこという母親の自由さも感じとっていた。

「 組合長さん、こんにちは。いつもさながお世話になっています。 さな、お帰り〜。 ああ、あなたが雄一くんね。いらっしゃい。今日からよろしくね。自分のうちだと思ってくつろいでね 」

雄一も、よろしくお願いします。お世話になります。と返事をしたが、ゆうこというおばさんの雰囲気に圧倒されていた。
土間よりも50センチも高い畳の上に居るからはっきりとは分からないが、身長はかなり低そうだった。それでも、存在感がすごい。決して圧迫感とかは出していないし、やさしい感じなのに、それでも圧倒されてしまう。
体型は、ムームーで腕以外はほとんど隠れているが、それでも、ぽっちゃり体型なのがはっきりと分かる。その割には、半分見えているふくらはぎは太くはないし、裸足の足も小さくて細めだ。
それとは反対に、ムームーの胸の辺りが大きく盛り上がっている。全身がぽっちゃりなのか、この胸の盛り上がりがぽっちゃりに見せているのか、そこはよく分からない。

そして、顔は、47歳と聞いていたけれど、37歳の間違いでは?と思えるくらい若く見えた。
丸顔でにこにこしているところは、さなと似ているが、血のつながりは無いから顔立ちは全く違う。
さな、がかわいい美少女系と言うなら、この継母はかわいらしいアラフォーおばさん、という感じで、雄一が普段セックスの相手をしている30代半ばのおばさんと比べても、ほとんど年齢差を感じさせない。
むしろ、顔のレベルはこちらのゆうこの方が高そうだし、胸の破壊力は圧倒的に勝っている。

雄一は、少し下半身が充血しかけているのを感じたが、慌てて静めようとして、今回の目的は映像制作、映像制作、と心で繰り返していた。

ゆうこおばさんを見た一瞬に、雄一の心の中はこんなに煩悩が膨らんでいた。
一方、そんな風に見られているとは知らない、ゆうこの方は、さなに、家に呼び寄せた事について話し始めたので、組合長が「もう言ったよ」と説明している。

「 じゃあ、さな、 早速、雄一くんと一緒に漁場に行っといで。 もうお昼だけど、食べたらしばらく潜れないだろう… あ、雄一くん、さなはね、空腹じゃないと気持ち悪くなっちゃうの。 雄一くんは何か食べてく? 」
「 え、いや、ぼくだけ悪いですよ。 さなを待たせちゃうし… あっ、すみません、ぼくもさなの事、さな、って呼ぶ事にしてるので、呼び捨てですみません 」
「 呼び捨てでいいのいいの。 その方が距離が近いよね。 食事も大丈夫。 さなは今から着替えてくるから。 さな、裏で着替える? 」

すると、さなは、はい、と言って、部屋の隅にある包みを持って、さっき、ゆうこおばさんが入ってきた扉から出て行った。
ゆうこおばさんの説明が続く。
「 この家、ここ一部屋なの。12畳だけど。 裏にお風呂があるから、そこの脱衣所で着替えてくるって。 いつもはここなんだけど、今日は雄一くん居るから、もちろん恥ずかしいからね。 まだ子どもだけど、そろそろ恥ずかしい年頃だしね 」
雄一も、もちろん、11歳の女の子が男の前で着替えるのが恥ずかしい事は当たり前だと分かっている。

それよりも、雄一は、さながどんな服を着てくるのかが気になっていた。やっぱり、あの脚がでている事がすごく重要な気がしたし、それでもまだ、全く見当もつかないのだ。
ふと、先ほど、組合の事務所の壁に貼ってあった写真が頭に浮かんだ。
海女の写真もいくつかあって、ウェットスーツは無いけれど、観光海女の白いシャツと白いショートパンツ姿の物や、下が白いパレオみたいな巻きスカートの物とか、昔の白黒写真では下半身は男の海パンの様な物をはいて上はトップレスの物もあった。
まだ、ここにいる組合長に昔の写真の事を聞くと、本来、一番泳ぎやすいのは裸であり、だから、昔の大きな戦争の頃までは男の水泳のスタイルと同じ様にしていた時期もあったとの事。
明治や江戸と言われる頃には男と同じくふんどしをしていた時代もあったそうだ。
でも、今は、全国100%、ウェットスーツになっているから、やっぱり、さなちゃんの衣装が何なのかは組合長も分からない、との事であった。

それを聞いて、雄一は益々分からなくなっていった。でも、「とにかく、ウェットスーツ以外で、脚さえ出てれば何でもいいや。脚、頼みます!」と心で神頼みをしていた。
その内、ご飯とみそ汁と漬物だけの軽食が出てきて、雄一は組合長とゆうこおばさんと3人で食べ始めた。
みそ汁が美味しいのは感じたけれど、やはり衣装が心配で味が全然分からなかった。


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