姪っ子優衣・12歳の膣臭-1
天気予報が梅雨明けが近いと告げた日曜日の午後。台所で優衣が、リュックから出した保冷バッグの中のタッパーを冷蔵庫にしまっている。タッパーの中身は、調理が苦手な俺のために、優衣の母親である義理の姉が作ってくれた惣菜だ。
冷蔵庫の扉を閉めた優衣が、リビングにいる俺のところへ戻ってくる。襟が大きめの白いブラウスと、フリルのついた赤と緑のタータンチェックのスカートが、小学6年生のあどけない顔立ちの優衣によく似合っている。
「優衣ちゃんありがとう、重かったよね」
「ううん、ぜんぜん平気。ママ、りょうちゃんがセロリ食べられるか気にしてたけど、だいじょうぶだったっけ?あ、セロリとしめじを炒めたやつだって」
優衣はちっちゃな頃から、単身赴任で九州にいる俺の妻や、優衣の母親である義理の姉を真似して、俺のことをりょうちゃんと呼ぶ。
「だいじょうぶだよ、ママが作ってくれたものならなんでもありがたく食べるよ……でさ、優衣ちゃん」
「ん?」
「……あれ、お願いしていいかな」
「あれって、好きな人とだけするあれ?ひえぇぇ、今日するのー。優衣、今日変なパンツだからやだー」
優衣はスカートの股間のあたりを両手で押さえるようにして腰を引きながら言った。口調は、それほど嫌がってる感じではない。
「今日がいいな、最近してなかったじゃん……パンツ、は、あんまり見ないから」
「うん……いいよ。でも、今日も、身体さわるのはダメだよ」
「わかってるわかってる、お話しながら見るだけ」
「見るだけー?ひとりエッチもでしょ?」
優衣の、やや日焼けした頬が上気によって色が変わるのがわかる。かわいい、というより幼いとしか表現しようのない優衣の表情に含羞が走るたび、俺のペド嗜好が燃え上がる。
「へへ、そうだね。でも、こういうことするの、優衣ちゃんとだけだよ」
「……裕美子姉ちゃんとは?」
「裕美子姉ちゃんずっと九州にいるから。でも正直、裕美子姉ちゃんよりも、いまは優衣ちゃんのほうが、優衣ちゃんがいちばん好きだよ」
「わー、浮気だ浮気だー。でも、優衣のこといちばん好きなの、ほんとうだと思う、りょうちゃん、すっごくうれしそうな顔してるから。優衣もなにげにうれしいかも」
無邪気に笑う優衣を見て、軽い後ろめたさを感じた。優衣の自己肯定感を性欲に利用するのは、血が直接つながっていない義叔父といえども親族としてやっぱり間違ってるのではないか。
その後ろめたさは、
「ちなみに優衣、今日はこういうパンツだよ」
と言いながら優衣がスカートをたくし上げて、確かにオシャレとは言いがたいサニタリーショーツのようなデザインのスミレ色のパンツと、なめらかな太腿を見せてくれた瞬間に吹き飛んだ。小4の頃からずっとこういうことするように手なづけておいて、何が後ろめたさだ、賢者タイムは射精するまでとっとけ。
そう、優衣が10歳の小4の頃、ちょうどその頃妻が単身赴任に出て一人暮らしの俺の家に優衣が届け物で来てくれるようになってから、俺は優衣をオナペットにするようになった。優衣を裸にしたり、優衣の身体やパンツの匂いを嗅いだりして、最後は優衣に見られながら射精するのが、優衣が来てくれる日曜日のたまの楽しみになった。
最初の頃優衣はさすがに抵抗を示した。はじめて俺の前で全裸にさせられたときはさすがに泣いた。だが、「大好きな女の子を見ると、男の人はどうしてもこうしたくなるんだよ」ということを根気よく丁寧に教え続け、いまでは優衣の抵抗感はだいぶ薄れてきている。もともと素直で、ちょっと押しに弱いところがある優衣の性格も、俺には幸いした。
そして、優衣の性の知識が増えていくのに連れて、俺の欲求も変態度が上がっていった。
「優衣ちゃんが穿くとなんでもかわいいよ」
「えへへ、ほんとー?でも、りょうちゃんは、優衣は裸のほうがいいんでしょ」
「だって、優衣ちゃんの裸は世界一かわいいもん」
「そうかなぁ、優衣、クラスの子と比べても、あんまりスタイル良くない。あと、胸も中途半端なんだよね」
その中途半端がいいんじゃないか。
「いや、ぜったい優衣ちゃんがいちばんだよ、いろんな裸見てきたからわかる」
「うっそだ。あと、いろんな裸見てきたって、なんかキモい」
優衣がちらっと舌を出した。これが照れ隠しの癖なのは、何度も優衣に恥ずかしいことをさせたから気づいている。俺を萌え死にさせそうな癖だ。
「じゃぁ、優衣ちゃん……お願い」
「うん」