社内秘 飯塚冴子@-9
「右の乳首…だっけ、痛いの」
「うん…原くん、すごいつねったの…ひどい」
知親は冴子の右の胸の頂きに舌を這わせた。
ピリッとした痛みを感じたものの、次第に優しい舌の動きによって、快感を帯びていく。
「ぅっ…ん、気持ちいい…んん…」
「指…入れるね…」
胸の頂きを愛撫しながら、知親は冴子の秘部に中指を添えた。
ぐちゅり…といやらしい音を立てて飲み込んでいく。
「んん、気持ちいい…あ…ぅん…」
「どこも、痛くない…?」
「うん、タカギの指、優しいよ…」
とろとろに溶けきったそこ。
意地悪に左右に動かすと、くちゅくちゅと卑猥な音を立てる。
「あっ、んん…わざと、音、立てないでよ…!やぁんっ」
「エロいから…聞かせて、音。どうせ誰かにいっつも聞かせてんだろ」
「ふふ…ご名答。やらしいこと大好き…なのぉ…」
何故、もっと早く気持ちを打ち明けなかったのかーー
そう思っていたが、今のタイミングが正解だったのかもしれない。
入社した当初、仲良くなった彼女と話していて、寂しくて男を求めているのだと思っていた。
でもそうではなくて、セックスを心から楽しんでいることを知って…
知親は入り込む隙がないことを理解していた。
割り切ってセックスをすることなど、入社時二十代だった知親にはおそらく無理だっただろう。
冴子に知らせないまま、何となく女と付き合ってみたし、それなりに遊んでもみた。
だがーーやはり冴子への気持ちは消えなかった。
(セフレになら…今ならなれるんだろうか)
左右に動かしていた指を、膀胱の裏側が擦れるように、優しくピストンする。
「んっ、んん、タカギ、それ気持ちいいよ…?あ、ん」
「冴子は…誰とでも、ヤレるの。俺ともこんなことして…」
「ふふ、ヤキモチ…妬いてるの……?」
「ーーそうだよ」
「タカギ」
冴子は知親の汗ばんだ背中に手を回して、撫でた。
そして頬に、耳元に、ついばむようにキスをする。
「今までいっぱい我慢してたんだから、今日は何も考えずにあたしの体、楽しめばいいじゃない」
その言葉に、何故だか納得させられる。
知親は細長い指をぐっ、と奥まで押し込んだ。