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友達の母親は未亡人
【熟女/人妻 官能小説】

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社内秘 飯塚冴子@-2

「わ。本当ですか、助かります」

冴子は販促用のポスターを置く場所を、台車を移動させながら探していく。

「何であたしが…」と思いつつも、同期のタカギには頭が上がらない。

「あ。ここかな…」

倉庫の端に、ここ数年の、季節ごとのセールなどのポスターが置いてある場所を見つける。

ーー十年ほど前、店舗にいた冴子が生産管理部という、正直専門性の低い部署に異動になったのは不当な人事だった。
当時、店舗のエリアマネージャーだった女性が、冴子に嫉妬をしたことがきっかけだった。
そのとき、タカギはその不当な人事に声を上げた。
冴子が異動するのなら、自分も本社勤務になると。

店舗でかなり売上実績が高かったタカギが本社勤務になるとなれば、当然現場でかなり揉める。
だが、タカギは冴子の異動が変わらないなら、本社勤務は絶対譲れないと言ったのだった。

ーーそうした抵抗を示したタカギに、冴子は絶対に頭が上がらない。

「原くん、終わったから手伝いますね」

冴子は将宗のいる場所までやってきて、声をかける。

「これ…高木さん整理してっていうはずだよな……。何で適当に置いちゃうかなぁ」

どうやら広告撮影や展示会などで使用した服などを適当に置いた社員がいるらしい。
折角倉庫の棚には札の貼られた衣装ケース等が並んでいるのに、そこには全く整理されていない段ボールが床にいくつか積まれていた。

「あら…これは…ダメねぇ……でも、タカギもこんな風にした本人にやらせればいいのに。
新しく入ってきた子にやらせるなんて、なかなか強気ですね、彼。
手伝いますね。ってか、言われてないけど、あたしもこれ手伝えってことだったのかも」

冴子は段ボールを開けながら、服の入ったビニール袋のラベルを見て、袋から服を取り出し、丁寧に畳んで衣装ケースに仕舞っていく。
将宗もそれを見て、同じように作業をし出した。

「原くんは、何でうちの会社に来たんですか?」

「はは、敬語やめてくださいよ、飯塚さん。高木さんと同期なんですよね?」

「うん、わかった。あたしはタカギと同期だね。現場で一緒だったの」

「高木さん、よく飯塚さんの話してますよ。
僕、展示会で出会ったんですよね。んで、こういう人が上司だったらいいなぁって思ったんです。ちょうど転職も考えてた時期で。前の会社、結構サッと辞めちゃった感あるかも」

「ウケる。新しく入ってきた男の子にこんなことで残業させる上司、嫌じゃない?」

ケラケラと冴子は笑った。

「男の子って言わないでくださいよ〜。僕、今年三十二ですよ」

「あたし今年、四十一だもん。あたしから見たら男の子よ……。あ、ここのラベルの衣装ケース届かない…、脚立あるかな」

「取ってきますね」

冴子が脚立に乗り、衣装ケースに服を仕舞う時、スカートから覗く黒いストッキングに包まれた脚をつい、将宗は見てしまった。


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