初めてのセックスー嫉妬は極上のスパイス-6
「うっ、ん……おばさん、そんなに速く、しな…いで」
ねっとりとした動きだったそれから、嫉妬に駆られた佳織は悠斗のそれが痛くなるくらいに速く手を動かす。
「だって。すごく嫌。
悠斗くんのこれ、あの人の中に…入ったんでしょ。あんなにすごく綺麗な人の中に……。後輩に…若い男の子に手出すような人なんだ」
「そ、そんな言い方しないで。誘われたんじゃなくて、俺がしたくなっちゃ…て、たの、んだんだ……」
悠斗が他人のことをそんな風に言うのは珍しい。
他の人とコミュニケーションを積極的にとるタイプでないと、佳織は知っていたからだ。
悠斗の母親や佳織や、冴子が思うように、寡黙で真面目なタイプでーーそんな悠斗が外に冴子と飲みに行き、母親の言いつけとは言え自宅にまで冴子を招いたのだ。
セックスをもししていなかったとしても、行動や、物言いからどれだけ冴子のことを悠斗が気に入っているか、長年の付き合いがある佳織にとって痛いほどわかる。
「…俺、飯塚さんのこと…んっ、先輩としても好きだから……そんな言い方して欲しくない」
その言い方に、ギリギリまで張り詰めた佳織の理性の糸がぷつん、と切れた。
「嫌…。もう、我慢できないよ、悠斗くん」
「待って、おばさん……」
佳織は履いているスエットと下着を同時に脱いだ。
下着と、佳織のそこは糸を引いているのが悠斗に見えた。
「ゴム………ないよね?薬とか飲んでないでしょ、それならダメだよ」
「ふーん…。先輩は「薬」飲んでて、したのね?」
悠斗が起き上がり制止しようとするが、毛がしっとりと濡れたそこに、佳織は悠斗のそれを押し込もうとする。
「悠斗くんならいいよ……」
「おばさん、まずいって……それは…」
「まずいって言われても、もう入っちゃ…う、ん、んっ」
「おばさん、ダメだよ、ダメ……」
「やだ、あたしはしたいの」
佳織は体重をかけて、悠斗のそれをくわえこむと、その体を抱きしめる。
「んん、簡単に……はいっちゃ、…った。あたしのここ、悠斗くんの、美味しいって言ってる」
円を描くように佳織は腰を動かして、悠斗のそれを堪能している。
「ん、んん…あの先輩と…ナマでしたの…ね?あんなに綺麗な人がそんな…やらしいこと、悠斗くんにするなんて…」
腰を動かしながら、佳織は上半身に着ているスエットを脱ぎ捨てて、悠斗が着ているTシャツをも脱がさせた。
「今日は…お願い…。岳にバレたっていいから……はしたないと思われてもいいの」
ちゅ…と佳織は悠斗の唇にキスをして、じっと見つめたあと、こう言った。
「…好きにして…いいから…」
その言葉に、ぞわぞわと沸き立つ独占欲。
まるで鳥肌が身体中に浮き立つような、感覚。