純・潔・危・機-2
「じゃあ、検査といくね」
そうしてみさきは床に座らされ、脚を開いてスカートをたくし上げるように言われた。
拒否しようもないみさきは、言われた通りにする。一昨日パイパンにされたばかりの陰部が露わになった。思わず手をやろうとしたが、すぐに「ダメって!」と制止された。
みさきのような清楚な美少女が、制服姿のままこんな恰好を晒すのは、ある意味では全裸よりもあられもない姿かもしれない。
「ほら、もっと開く」
遠慮がちに開いたみさきの両脚だったが、瑞華の手で、さらに大きく広げられる。
こんな恰好をさせられても、みさきの大陰唇は貝のようにぴったりと閉じて、その奥を見せずにいた。その見るからに楚々として慎ましやかな性器の佇まいは、それだけでも無垢な乙女の証として相応しいはずだ。
だが、それを見ただけで瑞華が許すはずもない。
「じゃあ、中を見せて。自分で開いてね」
瑞華はみさきの股間に顔を近づけると、開示を迫った。
いちばん恥ずかしい部分を自分の手で晒すなど、あまりにも屈辱的なことだ。みさきもさすがに躊躇する。
だが、改めてスマホを突き付けられると、従うしかなかった。どのみち逃れようもない。そう自分にも言い聞かせ、彼女はおずおずと両手で、左右の秘唇を開帳した。
ワレメの内側の、淡い桜色をした秘奥が瑞華たちの前で晒される。
「自分から見せびらかすなんて、この娘って変態?」
「こんな女に惑わされてたなんて、西永くん可哀想」
強制しておいてそんな風に言うなんて、酷すぎる……。容赦のない言葉責めとともに、そこに3人の視線も集中する。みさき自身はとても正視できずに目を閉じたが、それでも瑞華たちの凶悪なまなざしを、むき出しになった性器にひしひしと感じざるを得ない。
「ふーん、あんた処女なんだ。意外かも」
そこを恥ずかしげに覆う環状の膜を確認すると、瑞華はため息をつくように言う。
「あ、あたりまえじゃないですか……」
みさきの声はあまりの屈辱で震えていた。
「じゃあ、証拠写真と」
やおら瑞華はスマホを近づけ、みさきの秘所を撮影する。性器の間近で響き渡るシャッター音が、みさきにはからだの奥まで入ってくるように感じられて身震いした。
「ほら、この通りね」
「い、いやぁぁぁっ!」
自分の恥部の接写画像を見せつけられて、みさきはしばらく茫然自失となった。
「これで、いいですよね……?」
しばらくして少し落ち着いてから、みさきは口を開いた。
きわめて屈辱的な方法とはいえ、ともかくも身の証を立てたのだ。これで許してもらえるのかと思い、みさきは秘部から手を離すとたくし上げられたスカートを戻して、下腹部を隠した。後ろに置いたパンティを取ろうと、手を伸ばしかけた。