兄のムスコ、妹のムスメ-3
「ふれあチャン……」俺はふれあチャンの耳にささやいた。「いま、ふたりきりだから、お兄チャンにないしょで気持ちいいことしようよ。」
「気持ち……いいこと?」ふれあチャンがふしぎそうな顔で俺を見つめてる。俺は近くの壁に背をつけてコンクリートの地面に座ると、ふれあチャンを抱きあげた。
(軽いなぁー。なんだか服だけを持ちあげたみたいだ。)
俺はふれあチャンを股にまたがらせると、俺のムスコの先をふれあチャンのムスメに「ご対面」させた。
「ねぇ……」俺はふれあチャンの頬をつついて言った。「もし、痛くなったら言ってね。」
ふれあチャンはうなずいた。ふれあチャンの視点からはワンピースのスカートのヒラヒラに遮られてるけど、俺の視点からはムスコの先がだんだんふれあチャンのムスメの中に進んでいくのが見えている。
「おじちゃん……」ふれあチャンが言った。
「痛いの?」
「ううん……」ふれあチャンは首をふった。「わたしが……指でさわるより、気持ちいい……」
(おぉ……)その一言に、俺のムスコがピクンと反応した。(こんなちっちゃい子が、お兄チャンに触ってもらえないから、自分で触ること覚えたんだ。)
俺はふれあチャンの手を片方ずつ握って、俺の顔に近づけた。(お……、左手の指に、ちょっとふれあチャンのムスメの臭いを感じるぞ……)その次の瞬間、俺の心の中に左手で自分のムスメをいじるふれあチャンの姿が浮かんだ。
(こんなちっちゃい手が、もう自分で淫らなワザを習得してるなんて…… そして、淫らな臭いをしみつかせてるなんて……)
そのかすかな臭いを嗅ぎとりながら、俺はふれあチャンのムスメめがけて放つことにした。
(るきおクン…… キミが悪いんだぞ。キミが可愛いふれあチャンを触ってあげないから、俺がかわりにふれあチャンのムスメをオトナにしてあげるんだぞ……)
○
しばらくしてある日、俺がショッピングセンターに出かけると、ひと通りの少ない廊下の向こうから、ふれあチャンと るきおクンが並んで歩いてくるのを見た。
俺は柱のカゲに隠れた。
るきおクンは歩きながら、ふれあチャンの左手を握って自分の顔に近づけた。
ふれあチャンは るきおクンの手をふり払った。だけど少し歩くと、るきおクンはふれあチャンの左手をまた握って顔に近づける。ふれあチャンがふり払う。
俺がカゲから見てることすら気づかず、繰り返される。
(るきおクンもしかしたら、ふれあチャンの指にしみついてる『ムスメの臭い』が癖になったの?)
【おしまい】