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友達の母親は未亡人
【熟女/人妻 官能小説】

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初めての邂逅-3

冴子は食事が乗ったダイニングテーブルに通され、悠斗は冴子の隣のいつもの自分の席に座った。

「あ、これ良かったら……今日お父様いらっしゃらないと聞いたので会えず残念ですが、よろしくお伝えください。悠斗さんの親御さんもお酒飲むと伺ったので日本酒を、と思いまして」

丁寧にラッピングされた、日本酒が入っている細長い紙袋を冴子は悠斗の母親に手渡した。

「えぇ……すみません、こちらがお礼をと思いましたのに。
お父さん、いなくて良かったよ。ねえ、悠斗。こんな美人来たら卒倒しちゃうね」

「ね。飯塚さん、綺麗でしょ」

悠斗は母親に向かってそう言った。

「あら。門井くん、今日はお母様の前だからって褒めるの上手」

「あっ……え……」

かぁあっと顔が熱くなる。
今の言い方は、他人に自慢の彼女を紹介する時のようだった、と悠斗が気づいたからだ。
きっと冴子はさりげなく「普段ならそんなこと言わないのに」という方向へ向くように、フォローしてくれたのだ。

「はは!悠斗、飯塚さんのことそういう風に思ってたのね。あたしの前だからそう言ったんじゃないと思いますよ、この子そんなこと普段言わないですもん」

悠斗の母親はにやにやしながら言う。

「やだ、恥ずかしがってるの?こんなに歳離れてるのにそう思っててくれたなら嬉しいよ、門井くん」

下を向いて、恥ずかしそうに右手で顔を覆う悠斗の肩をぽんぽん、と冴子が撫でる。

「えっ、失礼ながら飯塚さんはおいくつですか」

飲み物を運びながら悠斗の母親が尋ねる。

「あたしは今年四十一になります。悠斗さんとは十五くらい離れてますかね。わ!お昼からビール。嬉しいです」

(ーーそりゃ、俺なんか子供だよなぁ)

年相応の落ち着きぶり。仕事中のフォロー。
派手な見た目の反面サバサバしていて、周りに目が配れる人だと改めて悠斗は思った。

(歳がそんだけ離れてりゃ…経験だって全然違うだろうし……あんなにエロいはずだよな…)



ーーあたしが他の男にどんなことされてるか知りたいんだ。



連想ゲームのように、年齢の話から、性的な経験が豊富であろうことーーつい、いやらしい冴子を想起してしまう。

冴子くらいの年齢の男性に押し倒され、悠斗とは異なって落ち着いて、卓越したテクニックで冴子の体を弄ぶのだろうか。

何度も絶頂に達し、それでもやめてくれない男についに逸物を突き立てられてしまうのかーー

「ーー悠斗?どうしたの、ぼうっとして」

「あっ、えっ?母さん…ごめん」

食事の最中、ずっとそんなことを考えていてうわの空だった。

「先輩が家にいるの、緊張するのかな。門井くん」

ふふっ、と冴子が笑った。

「良かったら、食後にお茶でもどうですか。仕事の話もあるだろうし、飯塚さん気を使うでしょうから……お茶、あんたの部屋に持っていきなさいよ」

「えっ、俺の部屋…?!」


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