僕と甥、ふたりの夜-3
ひで嗣は黙って、月春をベッドに抱きあげた。
そして、ベッドの上に仰向けになった月春の寝間着がわりのトレパンをはぎ取ると、淡い陰毛に装われたチンポをつまんだ。
「じゃ、お返しね!」
ひで嗣は月春のチンポを根元までパックリくわえた。
勢いよく硬くなった月春のチンポ。
ひで嗣の18号よりやや大きい口当たりだ。ひで嗣には、それが頼もしく嬉しかった。
初めてひで嗣の18号に触れてくれた「別のひと」。それが月春であったから。
(どんな先輩やお友達が月春のこれを口にしたのかな……それはノーカウントにして、いい娘の中に入ってほしいなぁ……)
ひで嗣は口の中で舌を踊らせた。チンポのさまざまな場所にさまざまな角度に舌先が当たった。
「ひで嗣サン……」月春が腰を浮かせて振っている。「これが……これがセックスの気持ち良さなんッスね。」
(おやおや……)ひで嗣は心のなかで笑った。(先輩やお友達は、みんなたいした舐めかたをしてないのかよ。)
「…………っ!」
ひで嗣ののどめがけて月春は液を放った。
浮いていた月春の腰はベッドの上に降りた。
目を閉じて余韻を味わっている月春。
ひで嗣は月春の横に寝ると、引き寄せて軽く抱いた。
「もう……」月春がつぶやいた。「抱いて寝てくれないって思ってたッス。」
(なんだ……)ひで嗣は抱く腕に力をいれた。(抱いていいんだったら、はじめからいっしょのベッドに入ればよかった……)
「不思議ッスね……」月春が言った。
「何が?」
「俺、ひで嗣サンよりずっと大きくなってしまったと思ってたんス。……だけどこうして抱いてもらうと、ガキのころと同じポイントに手が当たってるんス。」
「そうなの…… 僕、別に無理して腕を伸ばしたりしてないのになぁ……」
月春も腕を伸ばしてひで嗣を抱き寄せた。
ふたりの身体の密着度が増すと、ふたりはクスクスと笑いを漏らしはじめた。
下着を脱いだままの二人のチンポが触れあって、互いにくすぐったい振動を感じさせていたから。
「ひで嗣サンは……」月春が聞いた。「誰に、チンポなめるの教えられたんッスか?」
ひで嗣は月春の唇に唇をつけんばかりに寄せて答えた。
「兄さんのを、ずっとなめさせられてたんだ。」
月春は手を伸ばして、18号を軽くにぎった。
「オヤジのヤツ、鬼畜ッスね……」
【おしまい】