血統書つきの美少女-14
全く信用できない二択である。
それでも股間に澱んだ空気が吹き抜けだしたのを感じてしまうと、涼花の心は乱れに乱れてしまった。
縋る価値のない物にでも縋ってしまうのは、追い詰められた者の精神状態としてはあり得る事。
溺れる者は、藁をも掴むというではないか……。
「イヤッ!!イヤあッ!?す、すーちゃんのオマッッ…オマンコ見ちゃダメえッ!!みッ見ちゃ…
…ッッッッ!!??」
「〜〜〜〜〜ッッッ！」
涼花は大きく目を見開いたまま沈黙した……。
自分の太腿には、伸びたパンティが引っ掛かっている。
幼花やデリケートな割れ目に埃っぽい空気が吹きかかり、そしてチリチリと熱を帯びた視線の数々が股間に集中しているのすら感じられた。
（……嘘…う…嘘…ッ）
もう涼花が隠す部位は無くなった。
乳輪と乳首は見られ、肛門も見られた。
そして複雑な形をしている陰部まで曝け出される羽目になった涼花は、意識が遠のいてしまいそうなくらいの強烈な羞恥に曝され、そして全く身動きすらとれなくなるほどに身体が固まってしまっていた。
「う"ッ…い"…ッ」
佐々木は白桃のように可愛らしい幼器も剥いて見世物にした。
両手で幼器を押し拡げると、プニュッと柔らかな幼肉は完全に潰れてしまい、幼花がまるで鶏の鶏冠のようにピョコンと競り上がった。
小さな幼豆も薄皮を剥いで曝し者にし、猫の体毛のように柔らかな陰毛は捩り上げてツンツンと引っ張って弄んでやった。
そしていよいよ最後の《穴》へ……。
人差し指は第一関節まで貴重な蜜のヌメリを纏い、更に初物の温かみと幼穴の締めつけ具合を楽しみながら奥へと突き進む。
「んぐぅッ!?な…中に…？わたッ私に挿れッッッッ!!??」
体内への侵入を感じた涼花は、仰天した表情のまま激しく狼狽え、裂けんばかりに開いた唇をワナワナと震わせながら喚き散らした。
女性が女性である為の根幹の部分を、しかも内部を弄られてしまう恐怖と嫌悪は凄まじく、疲弊しきったはずの両脚が二度三度と空を切り裂いた。
『す、凄くキツキツだねえ……フヒッ？温かくて挿れた指が気持ち良いよお……フヘヘヘッ』
「痛いぃッ!!無理なのやめてえ！いッいいッ…挿れなッッッッ…!?」
幾重にも並ぶ幼穴の肉襞は、涼花の悲鳴にあわせてムギュッと指全体に絡みついてきた。
少し指を曲げてやるだけで幼穴は大袈裟に怯え、「動かさないで」と懇願して縋りついてくる。
『明日香先生、見てるぅ？すーちゃんのオマンコ、ボクの人差し指を根元まで咥えちゃったよ？フヒヒヒ！ボクの指をしゃぶってくるぅ。もうボクのおチンチンを欲しがってるみたいだあ』
「ぉごおぉぉおぉッ！」
明日香の叫びは、やはり叫びにはならなかった。
自分の顔面を押さえつけている男を退かす事も、そしてこの狂気の撮影すら壊せない。
『フヒッ？フヒヒ！可愛いすーちゃんに御主人様からおチンチンの御褒美だよ？ヒヒ！すーちゃんのオマンコが欲しがっているボクのおチンチンだあ』
……涼花は静かに泣きじゃくるだけになっていた。
今さら救世主が現れたとしても、もう自分の身体も心もボロボロだ。
今朝までの自分に戻るのは不可能。
人生をやり直すのも不可能。
涼花は自分が女性である事が恨めしくなるまでに追い詰められ、そして、こんな自分が堪らなく「嫌」になってしまっていた……。