初めての社外業務-4
悠斗は、右手で冴子の体を抱き寄せた。
甘ったるい香水の香りが鼻をつく。
セフレのためにつけた香水の香りを、めいっぱい悠斗が嗅ぐのだ。
そんな優越感を感じていた。
「いい女だって…思ったから。歳とか関係ないです。気を使ってるんじゃなくて、俺がやりたいって思ったんです」
「それならいいんだけど…、んっ…」
右脇から手を滑らせ、シャツの上から両手で冴子の胸を揉みしだく。
「あっ、門井くん…。あの、シャワーを浴びさせて…?」
「嫌ですよ。香水の匂い、取れちゃう」
「だ、だって、門井くんとは初めてなのに…体、汚いままは嫌」
「きっと飯塚さんの体、綺麗でしょう?シャワー浴びなくても」
「や、そんなわけ…」
冴子の顔の左側の髪をかきあげて、耳元にキスをする。
「ふ、っ…ん…」
耳元にキスをしながら、半ば強引に冴子のシャツのボタンを外していく。
白いシャツから透けないように着ているのであろう、ベージュのキャミソールがシャツから覗いた。
「そんなに焦っちゃ、やだ…ちょっと…」
ボタンは全て外れておらず、まだスカートの中にしまわれたままであるにもかかわららずシャツを左右に引っ張り、キャミソールの上から胸を揉みしだく。
「あっ、ん」
冴子は思わず声を出す。
「だって、飯塚さんの胸触ってたら」
冴子の耳には、獣のような荒い息が吐き出されている。
もう、悠斗の勢いは止まらなさそうだ。
「待って、だからって…!落ち着いて?ーーきゃっ…!」
悠斗は我慢できず、ベッドにその体を押し倒した。
唇を自らの唇でふさいで、冴子の舌を求める。
「んっ、んぅっ…」
キスをしながら、外しきれていない冴子のシャツのボタンを外す。キャミソールをも押し上げて、背中に手を回すと、下着のホックを外す。
細い体に似つかわしくない、大きめの胸がぶるん、と揺れて現れる。
恥ずかしいのか冴子は顔を逸らし、手で胸元を隠す。
「やば…」
悠斗は、冴子の手を無理やり開かせてまじまじと胸を見た。
普段は隠れているいやらしい果実。
その果実の頂きに、大きく口を開いて舌を押し付ける。
べろべろと、乱暴に、欲望のままに舐め上げる。
「あっ、んっ…んんっ…門井くん、待って。こんな強引なの嫌」
舐めている胸とは逆の胸の頂きにも指を這わせて、ぎゅっと摘む。
「んっ、やっ…あぁっ。ちょっと、落ち着いてってば…!服、汚れちゃうから…脱がさせて…」
「はぁ…はぁ…すみません…」
冴子に何度か制されて、悠斗はようやく我に返る。
「もう、ダメ。落ち着いてって言ってるでしょう?スカート、シワになっちゃう」