1日目-4
これ以上の押し問答は疲れるよ…
でもまあ、そんなに悪くないかな…しばらく泊めてあげても…
とりあえず、期間限定だし。
本人も望んでるし…けっこう可愛いし…
…って、12歳の子供だぞ?僕は、いつからロリコンになった?しっかりしろ!
そんな僕の様子を、ももちゃんは、じっと見ていた。
僕はなんだか見透かされたような気がして、落ち着かない。
「えっと…今からどうしよう…とりあえず夕飯か…」
「お風呂がいいんじゃない?汗ベトベトだよ」
「シャワーでよかったら…ももちゃん、先に…」
「お兄ちゃんが先だよ。ここのご主人様だから」
ご主人様って…メイド喫茶か?まあいいや。
風呂はユニットバスで、トイレの横に浴槽がある。かなり狭い。
シャワーのノブをひねる。
頭から湯を浴びながら、僕は亮の手紙の事を考えていた。気になる事が、いくつかある…
その時、いきなりシャワーカーテンが開いた。
そこに、ももちゃんが立っていた。
僕は、慌てて彼女から目をそらした。
ももちゃんは裸だった。
「な…何してんだよ!」
僕はかなり驚いたが、彼女は全く悪びれる様子もない。
「お礼だよ。背中流してあげる」
「そんなのいいよ!」
そう言ってるうちに、ももちゃんは浴槽に入ってきて、僕の後ろに立った。
「お兄ちゃん、恥ずかしいの?男のくせに」
「あ、当たり前だろ!ももちゃんこそ…なんで平気なの?」
彼女は、シャワーを止めてボディソープのボトルを取った。
「なんで?わたし、いつもお父さんと一緒に入ってるよ」
「僕は、お父さんじゃ…あっ!」
背中に柔らかい感触…
「ももちゃん…手で洗ってるの?」
「そうだよ。変?」